2006年大晦日の新十津川の橋梁にて激しい降雪の中雪面を照らすバイクのヘッドライトの写真
67)元旦宗谷岬ツーリング2008_1)↑ 2)→
 21時過ぎ降りしきる雪の中、2007年の走り収めを開始します。今回はルートを変えて天塩町経由で日本海側の道々106号を北上、稚内市内を経由して宗谷岬を目指します。夜間激しい風雪の中を進むには左右方向に低く光が飛ぶライトが有効です。一般的な素透し平面レンズの反射鏡型ライトでは吹き付ける雪に光が乱反射して目前に乱反射する雪の反射幕を作ってしまい前方路面の視程を妨げてしまいます。
 
 左右方向に配光が無いと路肩との距離が掴めず、自分が道路のどの辺りを走っているのかが判らなくなってしまいます。最悪平衡感覚がおかしくなり具合悪くなってしまいます。また、平面レンズではレンズ面を叩きつける雪が凍りとなって覆ってしまい光が乱反射して自ら発する光で視程を妨げてしまいます。冬季ツーリングではヘッドライトはとても重要な装備です。

 悪天候にはプロジェクタータイプのヘッドライトが有効です。凸レンズ(とつれんず)を介して光を飛ばすプロジェクターライトは、レンズ面が小さく光のエネルギーが集中するので猛吹雪でもレンズ面に付着する雪を瞬時に解かしてしまいます。また路面を照らさない余計な光が漏れにくい構造上、目前に飛び散る光の乱反射による視程の妨げも起きにくいのです。

 悪天に強いそのライトは長距離トラック等によく採用されています。現在使用しているバイクには主前照灯にプロジェクターライトが標準装備されています。他に二灯の補助前照灯のプロジェクターライトと一灯の標準型ライトを装備して合計四灯の目玉で風雪に立ち向かいます。
 
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