戻る
24)
路肩の茂みの手前で一休み、これがチュー介とのお別れ
 
車の所に戻って道路に散乱したチュー介の巣材を割り箸を使って全部拾い集めて片付けてから、再びこの場所に様子を見に来てみると、既にチュー介の姿は何処にも無く、強力な懐中電灯で茂みの奥まで探してもその姿を二度と見る事は出来ませんでした。

風の無い明るい月夜の晩でした。気温はマイナス2度、夜半には更に冷え込みそうです。
家ねずみのチュー介はこの森で冬を越すことは出来ないでしょう。氷点下の環境で活動を続ける力も無いでしょう。とりあえず今夜は落ち葉に潜って眠るのか?チュー介よ、もしあえなく力尽きたとしても、この森のテンやイタチやキツネ達がその命を受け継いでくれるだろう。
 
表題に戻る・・・・・・・・・・