90)礼文島の春
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ハイジの谷/アナマ海岸/礼文岳
冬を越えて雪解け進む礼文島で春を探してみました。
礼文島には何か特有の時間が流れてる感じがして好きな島です。いつも「レブンアツモリソウ」の時期か「レブンウスユキソウ」の時期を選んで何度と無く訪れていましたが、それ以外の季節に訪れた事はありませんでした。

毎回島を探索しては夏に訪れる観光客の勝手な思い込みで、喜んだり感傷に浸ったりしていましたが、何時ごろからか少し厳しい季節の風景を見てみたいと思うようになっていました。春の礼文にはどんな風が吹いているのだろう?今回目初めて4月初旬に礼文島を訪れてみました。

稚内を出航したフェリーが島に近づくと、隣の利尻島はびっしり雪で覆われて真っ白です。海の青と空の青に挟まれた利尻山の純白が透き通るように美しい。礼文島も礼文岳を中心に山間部は雪に覆われて真っ白です。上陸すると海岸沿いの一般道には全く雪はありませんが、礼文林道は雪で通行止め、これはゲートで封鎖とかでは無く、車では物理的に通行不可能!二箇所の入り口共にダメで諦めて次へ、桃岩遊歩道に続く車道も雪に覆われています。しかしこちらはなんとかなりそうです。車を四駆のエクストラロー(悪路走破モード)に切り替えて雪を漕いで駐車場まで辿り着きました。

車を降りると刺すような海風が耳を突っ突きます。ダウンジャケットのフードを被って雪で覆われた桃岩遊歩道を進むと海辺には寒そうに背中を丸めた猫岩が佇んでいました。

人々がこの島に上陸する遥か以前より脈々と続いている自然のサイクル「春夏秋冬」の一断面を見ているだけですが。まだ凍て付く地中には春を待つ花々が力を溜めてじっとその時を待っている。そう思うと寒風吹き荒ぶ枯れ草の丘が黄金色に見えました。
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 凍りついた九種湖畔にちいさな春を見つけました。
 地中で春を待つ草花達
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おまけのエゾニュウ
エゾニュウはまるで打ち上げ花火が炸裂したような存在感のある花を咲かせます。大輪の花を良く見ると繊細な小さな花々の巨大な集合体という事がわかります。それは受粉させてくれる昆虫の口のサイズに合わせているものでしょう
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 ゴメノコシカケ?
以前天売島で変な形のエゾニュウを見つけた事がありました。遠目にみて明らかに花の形がおかしい? 近づいてみるとエゾニュウの上にゴメ(ウミネコ)が座っている!

ゴメが花の真ん中に座り込んで気持ち良さそうに転寝している(笑) 花と一体化したその様はまるで草原からゴメが生えているかのように見えるユーモラスな姿だった。エゾニュウは重たいゴメに居座られ迷惑だろうに・・・と思ってふと気付いた、ゴメが花の受粉をしている?

花に飛び乗ってお腹の羽毛でうりうりすれば一気に大量の受粉がされるでしょう、そして羽毛に包まれた花粉は大空を舞い海を越えて遥か遠くまで旅をする。

エゾニュウはゴメに託して花粉を空高く打ち上げていた。
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