95)第26回 湧別原野オホーツク クロスカントリースキー大会 2011
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 2011年2月27日(日)
 この大会は以前は85kmの距離を走る国内最長を誇るスキーマラソン大会でした。
しかし2006年の水害によって林道が復旧困難な大崩落を起こし、コースが分断されてしまい距離を50kmに短縮して行われるようになりました。

 しかし国内最長距離への思いからか今年の案内状には70kmに距離を伸ばして開催されるとありました。コース図を見ると川沿いのルートから外れて山中に林道を分け入り距離を稼ぐコースになっています。

 本来湧別のコースは内陸の北大雪スキー場をスタートして湧別川沿いにオホーツク海岸部に向かう起伏が少ないやさしいコースです。しかし山中に林道を分け入るという事はやさしいコースを作る事が難しい。起伏の激しい厳しいコースになる事が想像されます。

 湧別の大会はFIS(国際スキー連盟)の競技規定に則ったスキー競技ではありません。スキーを楽しむ事を信条に行われるスキー大会です。例えばコースの危険箇所等では選手がスキーを外して歩く事も可能です。

 そういったことから自分にとっては特別な大会です。古式クラシカル走法(一本杖スキー)で走る事の出来る最後の砦です。今から400年前にスェーデンのグスタフバーサー王が走った一本杖走法でスキーを楽しめる大会です。

 今回は今までに無い厳しいコースになる事が予想されるので、そのあたりを重点的に写真に記録しつつ走りました。
 250枚の写真で走る 
第26回 湧別原野オホーツク クロスカントリースキー大会 2011
 
湧別原野コース70km
 スタート時刻と閉鎖関門地点距離及び閉鎖時刻
スタート時刻 7:30
第一関門
(上野)
第一関門
(遠軽)
第二関門
(ゴルフ場)
第三関門
(中土場)
33km 38km 51km 63km
11:50 12:30 14:00 15:00
ゴール時刻 16:00
*ゴール時刻16:00以降はタイムオーバーになり計測されない
スタートに向かうバス  1)〜50)夜明け前の移動
注意!この先急な下り坂  51)〜100)急坂に翻弄され
熊出没地帯!  101)〜150)山野に分け入り
薪ストーブで焼いて作ります  151)〜200)郷土料理を頂いて
風呂上り至福の一杯  201)〜250) この一杯の為に
参考資料 大会パンフレットより抜粋
第26回湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会種目別参加申し込者数
湧別原野コース
(70km)
478名 上湧別コース
(25km)
195名
遠軽コース
(24km)
250名 5kmコース 221名
総合計 1144名
 今年はコースが厳しかったのでリタイヤが多いようでした。初心者はもちろん、ある程度の経験者でも油断できないコースになっていました。雪が少なくコースが硬かったという悪条件が重なった経緯はありますが、根本的な部分として川沿いの平坦路50kmから山中に迂回しての70kmではコースの難度が2段くらい上がった印象です。

 もし次回も同じコースを使うとしたら、的確なポイントを指示して歩きを促進多用する事で危険回避と完走率アップが可能になるかと思いました。
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