103)元旦宗谷岬ツーリング2014_4_1)_吹雪のおまけ_1
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2014年2月1日撮影
札幌近郊の国道230号線を乗用車で走行中に遭遇した吹雪
視程100m程の吹雪きの写真
12時33分14秒撮影
1)一般的な視程不良の状態。まだ対向車も路肩もはっきりと視認出来る
吹雪に視界が遮られている写真
12時55分35秒撮影
2)視程不良ながらも走れる状態。路肩は目視できないので電柱や水銀灯等の見えている路肩の構造物の位置から自分の位置を推察する空間認識能力を使って走る事になる。
ちなみにダッシュボードに乗っているのはアホウドリの雛鳥の縫い包み。これをコカさないように走るとソフトな運転になる。
吹雪に視界が遮られている写真
12時56分14秒撮影
3)視程不良で路肩は確認出来ない状態。視認出来る先行するバスと道路脇の矢羽標識の三点から「空間認識能力」を使って自車の位置と進むべきラインを割り出して進んで行く。
この状態で起こりえる危険は
a)左に寄りすぎて左路肩の雪壁に衝突または接触する
b)右に寄りすぎて突然現れる対向車に衝突または接触する
c)道路上で立ち往生して止っている車両に追突する
バスに追従している限りc)の危険は少なく、走行ラインの目安になるのでバスを見失わない位置を保つ事が重要になる。
もしこの状況下で道に人が倒れていても
「判らない」「見えない」「気がつかない」
この状態でもし路肩に人が倒れていても衝突するまで気がつかない可能性がある。

昨年発生した事故例として、雪道でRV車が歩行者を跳ねてそのまま数キロにわたって引きずって死なせてしまうもドライバーはそれに気がついていなかった。という事故が起きています。

路肩上方に設置されているオレンジ色の工事表示は吹雪でも良く目立っています。道路工事作業者用のオレンジ色の反射ベストも視認性の向上に効果があります。
吹雪に視界が遮られている写真
12時56分18秒
4)斜面に設置されている雪崩防止柵の並びラインも空間認識の有効な手がかりになる。先の路面は見えないも緩やかな左カーブになっている事が推察出来る。

この時、直線的にバスを追うと左路肩にぶつかる危険がある。もし左前方を路肩の雪山にぶつけてしまうと、左前部が雪山に刺さりそこを支点に左回りにスピンしながら車体後部から対向車側に飛び出す事になる。

車体後部から対向車線側の雪壁に刺さって立ち往生している所に対向車が衝突してくると事故になる。

一般的に乗用車は正面からの衝突にはある程度耐える構造になっている。しかし横方向からの衝突には弱く、強い衝突から乗員を守る事が難しい。

もしスピンして車体が雪壁に刺さり、横向きに道路を塞ぐ形で立ち往生した場合、衝突してくる車両の車種と速度によっては衝突側座席の乗員が重傷を追う可能性があります。
吹雪に視界が遮られている写真
12時56分37秒
5)路肩不明、道路両側の森の木々のシルエットから直線区間が続く事を推察しつつバスの後ろを見失わないように走る状態。
吹雪に視界が遮られている写真
12時57分06秒
6)視程が少し回復して矢羽標識もバスも見えている状態。対向車が来るという事は、この先の道路は、まだ通行止めになっていないという目安になる。
吹雪に視界が遮られている写真
12時57分47秒
7)今回一番の視程不良区間。バスの後ろを見失わないように付いて行く状態。突然現れる対向車との衝突への恐怖から左寄りに走ろうとする心理が働く。速度は40km程、この車はバックフォグライトを装備していますが既に後続車はありません。ホワイトアウト寸前ぎりぎりホワイトセーフ走行
雪道で横転している乗用車の写真
13時09分50秒
8)突然バスが止まった。理由が判らないまま待つことしばし、ゆっくりと動き出したバスについていくと片側交互通行になっていた。沢一つ越えた先から吹雪が収まり視程良好になる。
雪道で横転している乗用車の写真
13時09分47秒
停止の原因は事故だった。函館ナンバーのSUVが横転していた。状況を観察すると左路肩の雪壁に乗り上げて右側に横転しているようだ。

横転した車体の上側に雪が積もっている所から吹雪の中での横転事故であった事が推察されます。

乗用車なら雪壁にぶつかると横方向にスピン(回転)しますが、SUVは障害物の走破性が高く、車体の重心も高いので、障害物に乗り上がりやすく、一般的な乗用車に比べて横転しやすい特性をもっています。

車体の破損状況や他に関係していそうな車がいない事から、単独横転事故と推測します。

被害状況は人的被害は無しか軽微で、車両の損害額は保険を使うか自腹で済ますか迷う程度の損害と推測します。

道南地方在住ならあまり吹雪走行の経験が無かったのかもしれない。

視程不良の吹雪走行には見えない部分への空間認識能力が必要になる。それは実際の吹雪走行を経験していく中で身に着けていく感覚です。
吹雪で大型バスに追従する
大型バスは大型二種免許を持ったプロドライバーが運転しているはずなので、一般的な乗用車よりも運転の信用度が高いと思っています。

大型バスは観光バスも含め他の交通機関との乗り継ぎ等で天候に関わらず時間にシビアに運行されていて、そのドライバーの運転は経験地が高いものと思います。

しかし吹雪の現場で大型バスを選んで付いて行く事はできないので、たまたま追従する形になったなら、せっかくの好機を逃がさないようにしています。

その理由としては

1)大型バスは吹雪でも周囲からの視認性が良く、対向車側からも追従する側からも良く目立ち、乗用車同士にある突然の正面衝突事故が起こり難い。

2)視認性が良い為、車間距離を開けて追従する事が出来るので、不測の事態に対処する時間的余裕がある。

3)大型バスは車体の構造上二輪駆動ながら多少の吹き溜まりは突破する力がある。

4)最悪追突する事態になったとしても、ぶつかる乗用車とバスの重量差からバスの乗員乗客にダメージを与える可能性が低い

5)天候の状況、路面状況、走行状況によってはバスが巻き上げる雪煙によって視程が悪化して、追従するとかえって危険な場合もありますが、それは車間距離で解決して追従するメリットを生かします。
使えるものは何でも使って吹雪を乗り越える。危険を回避するしかありません。
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