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1)誰もいない海岸にテントを張ります。砂の上に寝転んで、海に溶け込む星空を眺めつつ、波の音を聞きつつ、飲酒しつつ、うたた寝する夜を過ごしました。 |
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2)遠く利尻島の利尻富士を望む海岸です。 |
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3)良く締まった砂浜を北に向かって一直線に進みます。始めは漂着物をかわしつつ慎重に進んでいたものの、路面状態がよくなって、視界が開けてくると、いつしか2速から3速へ、そして4速にギアが入る頃、なだらかにうねる砂浜をジャンプ台にして気持ち良くピョンピョンしていました、並走する道道106号線を走るバイクを意識しつつ、同じ速度で快適に走っていました。 |
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4)以前にここを走っているバイクのタイヤ痕を目安にコースを取って走っていました。四輪車のタイヤ痕もありましたが、二輪の走った痕跡をたどって飛ばしていました。
前方に小さな砂のうねりが近づいてきました。速度を緩めずに、飛んで遊ぼうとしてそのまま段差に進入する瞬間に見えたものは、・・・川でした! |
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5)高い位置を走る道路の方から見ていたバイクの人には川の存在が事前にわかっていたと思われますが、飛ぶ気で飛んだのか、気付かずに突っ込んで、勢いでかろうじてこけずに済んだのかというきわどい事実関係はわかるまい。・・・冷や汗ものの河川突破でした。 |
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6)頃合をみて砂丘を駆け上って原野の中を進む道を走って道道106号線に出ます。 |
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7)実はこの日、シマリスを轢いてしまいました。乗用車に後続して走っていたところ、路肩から一匹のシマリスが一目散に道路を横切りました。なんというタイミングの悪さで、不幸にも後輪に掛かってしまいました。可哀想にほお袋に餌をいっぱい溜め込んだまま死んでしまいました。ほんの一秒二秒の出来事でした。 |
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8)リスが飛び出してきた瞬間、無事通過してくれ!との願いもむなしく、ミラーのまん中に小さな姿が映っていました。急旋回して駆け寄ると横向きになりながらも懸命に手足を動かして走り去ろうとして動いています、立ち直ってくれと願う間もなくそのまま力尽きてしまいました。
後続車に轢かれないようにと持ち上げた時の、小さな命の重みが手に残って離れません。自ら轢いて、地面で血を吐いて死んでいるリスの姿を撮るのは辛いものがありましたが、これも現実とカメラに収めてきました。希望や望みとは裏腹に現実は非情です。夕日が目に染みる一日でした。 |