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トラブルの神様_2)
 発電効率の良さから殆どの自動車のエンジンにはオルタネーターが採用されています。しかしバイクなどには構造が簡単で安価な永久磁石を使って発電させるダイナモ発電機が使われています。ダイナモ発電機では余剰発電電力を捨てる事で発電量をコントロールしています。そのため耐久性がやや乏しい傾向にあります。

 左の写真は回転するローターコイルに電力を供給している部分の分解拡大図です。中央の丸い二段の軸状の部品がスリップリングというローター側の電極です。写真上方からクワガタの角のように四角い2本の棒が突き出しているのがカーボンブラシで本体側の電極です。

 この二つの電極(カーボンブラシとスリップリング)間の接触が悪くなるとローターコイルに供給される電力が不足し、結果発電力が低下してしまいます。
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