十一日目 / 十五

指宿 知覧特攻平和会館 指宿
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8月20日
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1)
 町の片隅で夜を明かし、朝焼けの港に行きました。
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2)
 気が付くと傍らに黒猫が一匹。 ・・・猫と並んで朝日を見る時間
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3)
 対岸の大隅半島まで40分で結ぶ小型フェリー
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4)
 指宿の海岸線
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5)
 大隅半島を結ぶフェリーボート、この後に航路休止されてしまったらしい
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6)
 まだ寝起きの開聞岳
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7)
 九州で一番大きい湖、池田湖(直径3.5km 水深230m) 約5000年前に火山が爆発して地面をぶっ飛ばした大穴に水が溜まったカルデラ湖 北海道の摩周湖や支笏湖の仲間。池田湖には「イッシー」なる怪獣がいるらしい
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8)
午前7時、静かな知覧武家屋敷をゆっくり探索します。
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9)
 知覧特攻平和会館、開館前の静けさ
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10)
知覧特攻平和会館、閉館後の静けさ
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11)
 一日の成果、今日は昨日より冷静に手紙と向き合う事ができました。ガソリンスタンドで貰った予備のティッシュ3個も総動員して残り一個で持ちこたえました。この二日間でいったい何年分の涙を流した事か?おかげでさらに涙腺が緩んでしまったようです。
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12)
 これは別の機会で桜の季節に訪れた時の写真です。ガラス張りの展示室には海中から引き上げられた零式艦上戦闘機が展示されています。無残に前半分に千切れた零戦は長い間海中に沈んでいたため、激しく腐食が進みボロボロな姿をしています。見学に来た子供が飛行機の幽霊のようだと言ったそうです。

 朽ちて尚その機体は凄味を放ち鎮座しています。それでも桜の季節の零戦はいくぶんおだやかに感じました。 (館内は撮影禁止なので内部の写真はありません)
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13)
 三角兵舎 特攻平和会館敷地内に再現されている兵員宿舎です。実際には敵の目を欺くために松林の中に半地下に埋設する形で作り屋根には植樹してカモフラージュしていたそうです。 この施設も閉館時間に施錠されるので、会館内部に閉館時間一杯まで滞在すると見る事ができません。 
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14)
 出撃前夜手紙をしたためた寝床を再現したものです。いざ出撃命令を受けても仲間と共にいる時には明るく振舞っていた隊員も、寝床に入って1人1人が個に戻ると恐怖で眠れない夜を過ごしたといいます。それでも朝になるとまたもとの平静を取り戻し、出撃していったそうです。
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15)
 出撃の時、飛行機に搭乗する時に、右足から乗るのか左足から乗るのかで、最後に地面を離れる足が決まります。飛行機が助走を始め飛び立つとき、車輪が地面を離れる時が陸地と別れる時、開聞岳が見えなくなる時が日本と別れる時、そうして一瞬一瞬を一つ一つ大切に刻むようにして覚悟を決めて、戦地に向かっていったそうです。
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16)
 雲も無く開聞岳がすっきり見えました。今回は前回に増して強い力を貰いました。涙と鼻水と一緒に余計なものが全部排出された感じです。
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17)
勘で探した指宿商店街の居酒屋、キビナゴのおさしみが焼酎と絶妙です。
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18)
 おまかせで芋焼酎を頼んだら、面白い焼酎が出てきました。「こんそつはけんがいびと呑むべからず」と書いてあります。 これは何の抵抗も無く水のようにするする入る危ない酒です
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19)
薩摩地鶏のたたき、鮮度の良さに焼酎が進みます。
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20)
美味しく食べて美味しく飲める幸せを、じっくり味わう時間
バイクに乗って旅に出た2009 十二日目に進む
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