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12-9)
 旨そうな酒が手に入り気を良くして国道の峠道を快走していました。

 突然対向車がセンターラインを割って向かってきました。「あ゛〜」何も考える間もなく咄嗟に左に衝突をかわしたものの、そのまま路側の緑地帯へ突入、植え込みを突破して反対側に飛び出た所でかろうじて立て直して本線に戻りました。まともに縁石にヒットした衝撃でタイヤがバースト(破裂)してしまう

 対向車はそのまま走り去っていた。なぜセンターラインを割ってきたのか?理由も原因も判らない。怒りに任せて追いかけ止めて問い正した所で何の証拠も無い、口論になれば逆にこちらの立場が悪くなる。 それ以前にタイヤが破裂状態ではまともな走行もままならない

 危ない所だった、心臓のバクバクがなかなか収まらない。それでも前輪の空気が抜けきる前にコンプレッサーのある所まで辿り着かなければ、後処理がさらに面倒な事になる。ここは腹立たしい気持ちを抑えて、早く忘れる方向に気持ちを切り替えるしかない。

 正面衝突になる所を見えない力に助けてもらったということだ。
 
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