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12-20)
 ところが・・・すぐ近くの銭湯が見つからない、見つからない、煙突も湯の香りも見つからない。30分は探索してようやく発見した銭湯は空襲にも焼け残ったいにしえの湯でした。・・・
 他に利用客がいなかったので、番台のおばちゃんに許しを得て内の写真を撮らせてもらいました。
なかなか見つからない銭湯(笑)  銭湯すたれば人情すたる、人情すたれば銭湯すたる
 
 貸切状態でのんびり湯浴みを楽しんでいると、がたいのいい男衆10数名程が一気に脱衣場を埋めつくしました。

 次々と衣服を脱ぎ捨て引き戸を開けて入ってきます。あっという間に洗い場は人で溢れ、車座になって談笑しながら湯船に湯桶を突っ込んでザブザブかけ湯を始め、湯船にドブドブ水を入れて湯をうめつつ、怒涛のごとく湯船になだれ込みました。湯船は一気に溢れ返り、洗い場に飛び出した湯は津波のように湯桶を蹴散らし、排水口に巨大な渦巻きを発生させ、浮かんだ湯桶を吸い込む勢いでズーズーと轟音をたてて銭湯特有に響き渡ります。

 その迫力に圧倒されていると、男衆の一人が気を使ってくれて、洗い場を開けて勧めてくれました。もしやそのスジの方々かも?とビビッていたら、そうでは無く、ここにいるのは全員獅子舞保存会のメンバーで、たった今近所で練習を終えて皆で銭湯に入りに来た所だそうです。 ここの銭湯は獅子舞保存会の後援をしているそうです。 ・・・どうりで威勢がいい訳だ(笑)
 ふ〜 ビンのコーラがうまい。 
 
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