121)東日本大震災 復興ボランティア活動 その17 |
|
|
2016年8月1日 今年も野田村の山林で子供達の冒険イベントを手伝ってきました。 木々の間に張ったロープを滑車にぶら下がって滑走する遊び 「ロープスライダー」 今回は森のオーナーの方が自作した特製スライダーで滑走します |
|
|
特製スライダーは滑車を二個連結したフレームに自転車の部品を取り付けた構造です。 ハンドルに掴まって滑走すれば安定した空中姿勢を保てるはず!・・・しかしまだ錘を吊るした実験段階で人が乗っての試行は出来ていないとの事、そこで自分が実験台になって完成を目指します。 子供たちの到着前に形にせねば! |
|
|
|
|
|
|
途中で止まった原因は上下二本のロープの間隔に有りそうです。 しかし調整しても根本的な問題を解決するのは難しい、 金属製のロープではロープの柔軟性を活用した自動停止のシステムを組む事が難しく、違う原理の新たな停止システムが必要です。 錘の実験から先に進んでいない理由がわかりました。 |
|
下の二枚の写真は昨年実施したシステム構築写真です。科学繊維のロープを3本使い下2本がメインロープで上1本が制動用、それぞれ取り付け位置と張力を調整し、最適な設定を探り出していました |
|
|
|
最終的に3本共セミスタティックロープ(伸び率の低い)を使用して緩めの張力で実施 |
当初制動用ロープはダイナミックロープ(伸び率の高い)を使って実験 |
今回は新たな停止システムを構築する時間が無いので「自然落下からの制動用ロープシステムによる自動停止」 では無く、シンプルに別系統のロープで常に確保しながら滑走させる事に |
|
|
衝撃吸収力のある伸び率の高いロープで確保 |
|
|
滑車を介して折り返しロープを繰り出す |
ロープ流れの良い器具を使用 |
森に子供たちの歓声が響きました。「楽しかった〜」に混じって 「全然怖く無かった〜」とのちょっと物足りなさげな声も・・・ スピードを抑え過ぎたかも?「安全確実」はちょっぴりつまらない(笑) |
|
|
|
|
薪を使ったピザ釜 |
香ばしい釜焼きピザ |
|
|
具沢山の スペシャル鍋 |
作業中にいただいたおべんとう |
|
お昼は本格窯焼きピザや具沢山のスペシャル鍋をいただいて美味しく楽しい時間を過ごしました。
周囲を植林された森に囲まれた中にあって、ここツリーハウスの森はフクロウが営巣に来るような古来里山の環境を保っている貴重な存在です。それは被災者でもあるオーナーの方の思いが結晶した作品群です |
|
|
子供達の歓声を含めた「人々が遊ぶ森」という作品に参加できた事がうれしい一日でした。・・・郷土の森と共にあらん事を! |
|
|
|
|
津軽海峡を渡って帰ると青森ねぶた祭りには春に起きた熊本地震被災地を応援する気持ちが沸き起こっていました。 |
|
|
初めて入場した八甲田丸では戦災の特別展示がされていました。青函連絡船というと洞爺丸台風の悲劇を連想してしまうのですが、当然戦禍も潜っていたわけで、あらためてその事実を知ると、命と共に沈められた船の上をフェリーに乗って旅をしている事に気付かされます。 平和な時代に遊べる事に感謝! |
|
|