北海道難病連春のチャリティーバザー2007
 2008年3月1日(土)午後1時〜4時30分
2日(日)午前10時30分〜午後2時
 
「さよなら」とあるのは、春に開催されていたバザーは今年から秋に開催されるように変更されます。今年はもう一度秋にも開催されます。
 
キャンプサイトの芝生で草を食むエゾシカの写真 1)北海道難病センター全館使ってのバザー開催です。
センター内は十分広さはあるのですが、それを上回る物量によって全館提供品で埋もれる程になります。
そこにあふれる程のお客さんが訪れてごったがえします。

 あらかじめ自分の目的の品物がどの階に展示してあるのか確認していくのが賢い楽しみ方です。

 提供品の中には、高価な品や、希少な品、企業のノベルティーグッズ等の非売品や、既に市場から姿を消して久しい未使用商品や、ある種のコレクターにとっては絶賛物のレアグッズなど、意外な掘り出し物が出るのが面白いの部分です。

 難病センターは駐車スペースが少ないので民間駐車場を利用するか、公共の交通機関を利用しての来場がお勧めです。
キャンプサイトに張られたのテントのすぐそばで草を食むエゾシカの写真 2)物量が多いので全部展示する事が出来ずに山積みにされています。
キャンプ場の芝生の上でやさしい顔で寛ぐ子鹿の写真 3)かばん・バッグコーナーもすごい物量で詰め込めるだけ詰められています。
車両乗り入れ可能キャンプサイトで仲良く寄り添うエゾシカの親子の写真 4)ブティックコーナーには一着数十万の毛皮のコートやブランド物等もあります
森に溶け込む色合いのテントの周りでエゾシカ達が草を食んでいる写真 5)のみの市コーナー食器・ガラス・せともの等が所狭しと並んでいます。
木漏れ日の中で寄り添って草を食む鹿の親子の写真 6)チャリティーバザーは善意の提供品とボランティアスタッフによって成り立っています。
芝生のキャンプサイトで昼寝をしている人達のそばで同じく昼寝をしているエゾシカの群れの写真 7)提供してくれる人それぞれの価値感によって様々な品物が集ります。すべては志を同じくする善意の提供品ですが、来場するお客さんの目は正直です。売り切る為の極端な値下げをしてもなお、売れ残る品物が大量に出てきます。

 残念な事ですが善意の提供品ではありますが、どうしても売れ残ってしまった品物は次回に持ち越すものをより分けて、残りは廃棄されてしまう事になります。
芝生の一角に子鹿達が集って寛いでいる写真 8)処分されてしまう衣料品の中には、衣料品としての価値は無くとも、ウエス(雑巾)等として使える衣類も多量に混在しています。しかしそれを分別する作業は大変に手間がかかり、また、最終的にウエスにもならない衣類は廃棄するしかなく、その処分にも費用がかかってしまいます。
 最終的に処分費用がかかってしまうことから、全てをゴミとして廃棄してしまう結果になるところを、分別を引き受けてくれる施設によって、この多量の衣類は資源として生かされる道が開けました。
テントのそばで芝生に寝転んで寛ぐ4人の若者のそばで同じく芝生に寛ぐ9頭のエゾシカの群れの写真 9)こちらは「のみの市」で多量に発生する売れ残りの陶器です。これはまだまだ使用する事ができますが、残念な事に廃棄されるしか道がありません。めぼしいリサイクルショップを何軒か廻ってみたものの全て断られてしまいました。
 こまかく見ていけば同じデザインの数が揃っているなど、使えるものもあるはずですが、最終的に使えない物の処分費用がかかるという事がリサイクルを妨げているという現実がありました。
 ゴミとして処分するくらいなら、カップとして本来の目的に使うのでは無く、全く別の何かの材料として再利用する方法もあるように思いました。
この春生まれた子鹿の耳にヒソヒソ話をしている母鹿の写真 10)非常に残念な事に数十万円もの処分費用をかけて産業廃棄物として処分されてしまう現実があります。

 バザーの提供品として役に立つか否かは、リサイクルショップに持ち込んだとして、引き取ってもらえるか否か、という事で客観的な判断ができるように思います。

 この先もし一般ゴミの有料化が始まるとしたら、提供物の内容や来場するお客さんの選別目に変化が起こり、チャリティーバザーそのものが危うくなるように思いました。
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