ミスターバイク誌2000年3月号掲載記事 |
「がんばれ難病患者日本一周激励マラソン」サポート裏話 |
昨年の7月25日〜11月29日にかけて行われた、難病患者への支援を訴えて行われた、このマラソン、一人のマラソンランナーを支え続けたスタッフの苦労は意外なところにあった! |
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自分の所に出動依頼が廻ってきた時には、サポートは、ドライバー、ライダー、トレーナー、ルポライター、という総勢4人体制の予定。しかしトレーナーとルポライターの参加が不可能になり、僕がそれを兼ねることになりました。そして主催者サイドの情報発信。ライダー真吾の情報発信と、一気に一台4役という台所のガスレンジのような状態に、ちなみに私パソコンなど触った事も無し、マッサージの経験もありませんでした。 |
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何度かのリハーサルの末、伴走車両はホンダから提供を受けてアフリカツインにほぼ決定そのため事務局長は、忙しい中、早朝の時間帯に教習所に通い、限定解除に望みました。一度目の試験は失敗。マラソン直前の最後の試験に掛けて猛練習の日々。そして迎えたラストチャンス、万全の体制で望んだ札幌試験場で、はたして結果は、・・・ 「参加者が少ないため今日の試験は中止です。」・・・!? なに!ふざけろよ!寝言は寝て言え! |
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バイクを提供してくれたホンダさんは、当時アフリカツインの在庫は既に無いにも関わらず、販売店から買い戻して提供してくれました。さらに、長崎での事故の際も、熊本ホンダの所長さんと、チーフメカの方が、わざわざ夜に現車を見にきくれて応急処置をして、その後、沖縄に渡っている2日のうちに、出張修理もして下さいました。 |
最後に、がんばれ難病患者日本一周激励マラソンは無事終わることが出来ましたが、患者さんと家族の方の苦悩は、終わりなく続きます。今回の活動を一過性の出来事にしない為に自分はいったい何が出来るんだろう?撮り貯めた5万枚のデジタル画像と、70本のフィルムにヒントが隠れているような気がして目下思案中です。日本中で受け取ってきた応援する気持を、自分の中で一つの形に組み立てて100倍に増やして、また配り返す作業。ライフワークと呼べるものにやっと出会えました。 |
平成12年3月10日(モーターマガジン社)発行ミスターバイク誌3月号37ページ掲載 |
ミスターバイク誌3月号掲載記事 | |
大阪難病連に寄稿した原稿 | |
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