小鳥室2020 ヤマガラ日記
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ヘビ対策
蛇対策に農業用電気柵システムを導入しました
電撃装置仕様(1000V/0.5joule/60hz_pulse) 
 2020年5月1日抱卵が始まる前の夜間に設置
蛇の侵入経路とおぼしき蔦に絶縁テープを巻いて下地を整えて、ステンレスの針金を電極として二本平行に配置、碍子は使用せず絶縁テープ上にセロハンテープで固定

電極は接地せずに両極間ショートのみで感電させます。なので片方だけの電極に触れても感電しません。電極は間隔を空けて設置しているので、小鳥が感電することはありません。

細長いヘビ君がそれに巻き付いて登ろうとすると、両方の電極に触れざるをえず、0.5ジュールの電撃を食らうはめになるはずです。

毎秒一回(60hz)単発的に電撃が繰り返されるので、静電気のように一瞬ビリッとくるだけで、蛇君の命に別状は無いでしょう。

動作確認に触ってみると、ちょっと重めの静電気な感じです。以前バイクで路肩に落ちた時に牧場の電気柵に間違って触れてしまった事がありますが、同じ感じの一瞬「痛てっ!」的な電撃です。

作動電圧は定格 9〜12ボルト ACアダプターの出力上実測14.4Vで作動しています。 耐用年数は14年と読めるのですが、そこまではわかりませんが耐久性はありそうな印象です。
巣箱電撃防御システムの設置前写真
設置前システム全体 1)ACアダプター2)電撃発生器3)リード線4)電極線
ジャンク品のACアダプターを改造している写真 ステンレス針金電極の末端にギボシ端子を取り付けている写真
電源はジャンク品のACアダプター改 電極はステンレスの針金に直ギボシ
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アライグマ撃退
後日談として実はこの時、家庭菜園が掘り起こされる事が度々繰り返されていました。何物の仕業かと思っていたら夜中にゴソゴソ怪しい物音が、、、窓からライトで照らすと犯人は「アライグマ」でした。

アライグマは鳥も襲うらしいので、どうやって防ごうかと思案していたところ、どうやらやつはこの「電極を仕掛けた蔦」を登ったようで、夜中に「ギャン」でもなく「ヒン」でもないなんとも形容しがたい悲鳴をあげて逃げていきました。

思いがけずアライグマにも電撃が効く事が分かりました。しかし家の周囲を全部電気柵で囲うのは簡単な事ではありません。

侵入を防ぐには本格的な電柵を設置する事になるかと、方法や材料を調べて考えていたところ、畑が荒らされなくなりました。それは一時的な事では無く、日々食痕や痕跡を調べていても来ている様子はありません。

野生動物は一度餌にありつくとそれを覚えて繰り返し出没するものですが、その後も荒らされる事はありませんでした。一回の電撃で撃退できてしまったのかもしれません。

アライグマは手先が器用で木登りが得意です。前足で蔦を掴んで器用に登っている時に、しっかり握った電極からガッツリ電流が流れ、前足から後足へとか、うまい具合に強い電撃が加わったのかもしれません。

また、手先が器用という事は細やかな神経も多く通っているはずなので、そこで受ける電撃の痛さも格別だったのでは?

実際、時々指で触って動作確認していましたが、一瞬触れるだけでも結構痛いので気合がいりました。しっかり電極を掴む勇気はありません(笑)

アライグマは餌の場所も覚えるように、危険な場所も覚えると考えられるので、あまりの痛さに危険を感じて近寄らなくなったのでは?と推察しています。
2020年5月1日
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