小鳥室2020 ヤマガラ日記
2020年6月2日 ヤマガラ雛誕生 18日目 109)07時20分17
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ヤマガラの雛鳥(孵化18日目)巣立ち当日 巣穴に飛びついたヒナが一旦中止して巣床に戻る写真
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106)〜109)同じビデオ
mp4ビデオ 1分51秒 4MB
https://shingo.ne.jp/04kotori/020_yamagara/0602/
2020_0602_070656_071855_1m51s_4mb_240p2.mp4
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高画質版 データー量 9MB
https://shingo.ne.jp/04kotori/020_yamagara/0602/
2020_0602_070656_071855_1m51s_9mb_480p5.mp4
巣穴から 巣床に戻る
巣穴のヒナは怖がって 側壁に飛びついたヒナの羽音に痙攣状の反応を見せながら巣床に落ちている

他のヒナも一応に怖がっている。 しかし今までのように怖さを感じると兄弟の元に寄り合い不安を打ち消すような怖がり方の感じはしない。

ヒナは成長するに従い 怖さを感じる対象が変化しているのではないかと思います。
閉所が怖い?
ヒナが成長し飛行能力を獲得する過程で、羽や骨格や筋肉といった飛行機で言う翼や機体やエンジンに相当する部分の製造と、それらを制御するコクピットやコンピューターに相当する脳と制御回路にあたる思考回路も並行して構築されていると思われます。

我々人間のように陸上を歩行する動物と違い、森林内を飛行する小鳥には障害物を避ける高度で高速な制御回路が必要になると推察できます。

卵で生まれてピーピー騒ぎ巣穴から飛び立つまでのいずれかの段階で、高度な制御回路が動き出す瞬間があり、そのシステムの根幹をなす「空間認識能力」が自分が閉鎖空間に閉じ込められているという警告を発し始める。

それは飛行能力の獲得と同期していると推察します。

自分が置かれている「閉鎖空間に閉じ込められている怖さ」から巣穴の外の解放空間に脱出する行動が巣立ちではないか?

巣立ちの瞬間ヒナは巣穴で振り返り、閉鎖空間と解放空間を見比べて解放空間に飛び出していく

閉鎖空間が怖いのは飛んで逃げるという鳥の本能を妨げるからであり、蛇などの天敵の襲撃を受けてきた淘汰によるものと推察します。
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