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まずは朝飯から。（06:05）
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宿はダム湖のほとりの小さな民宿。（06:29）
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車庫の中に、モーターパラグライダーが置いてあった。ナナハン一台買う予算で、空中散歩マシンが手に入る。このあたりは地形が複雑で、気流を読むのが難しそう。（07:00）
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今日は朝からけっこうな勢いの雨。（07:11）
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小さな沢にも水が溢れる。（07:15）
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山深い谷あいを、たんたんと進む。（07:15）
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これが商店だとは、近づかなければわからない。（07:41）
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ときおり、低い雲がたれこめて強い雨が降る。（07:48）
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川にはそうとうでかい岩が、ごろごろしている。（07:49）
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今日も無事、通らさせてもらっています。（07:52）
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地形的にとうぜん橋が多い。（08:08）
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規模は小さいが鋭く切れのある滝。（08:28）
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５年前にバイクでここに来た時も、台風系の大雨にたたかれた。（08:46）
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現役を退いた、昔の橋。（09:09）
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みかんが、ぽろりと落ちていた。（09:56）
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かわいい花、誰がデザインしてるんだろう？ （10:13）
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こんな斜面にも、田んぼがある。（11:24）
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芋けんぴ ってどんなもの？残念ながら寄ってる時間がありません。（11:30）
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今日の昼飯、魚定食、日替わりです。（12:08）
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午後からは快晴。（14:14）
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噛み付きそうな花。（15:47）
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台風の時の増水した川の喫水線が、記されている。（16:07）
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この日の行程は終了した、しかしランナーは車での移動をせず、国道よりそれた宿へ続く川沿いの小道を、夕日を浴びながら一日の余韻を楽しむように気持ち良く駆け上がっていった。 車の喧騒を離れ静かにオレンジ色の空気の中、風を流す走りのそのベストショットの瞬間、針で突いたようなピンポイント攻撃で車が間に刺さりこんできた。（16:41）
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たとえどんな低い確率でも、起こってほしくない偶然は狙いすましてやってくる。事故とはそうして起こるもの。「汝、気を抜くなかれ。」ランナーと車が通り過ぎたあと、悔しがる自分に向かってバイクがそう言った。（16:41）