1)マラソンで日本一周?
「マラソンで全ての都道府県を走って回る?」
「なんですか?それは?」
去年(1998年)、登別で行なわれた難病連全道集会(患者と家族の北海道集会)の開催されている会場に、札幌からテントを背負って野宿しながら走って駆けつけたら、会場の参加者の方々に非常に評判が良かったので、来年はもう少しスケールを大きくしてもっとたくさんの人を自力で走りきることで、励ましてあげたいと思っているのですが・・・。   
 
by澤本さん(難病連と長く付き合いのある、グラフィックデザイナーで、長距離ランナー)

 北海道難病連の理事である伊藤さんに、持ちかけたところから「話」は始まった。

 東京での全国集会に駆けつけよう。  其の途中で、難病対策拡充をアピールしていこう。  全国各地で一般市民ランナーの伴走を募って、一緒に走って盛り上がろう。  大きな行動で行政に働き掛けよう。  そのためには一箇所ニ個所ではなく、 どうせやるなら全国全ての都道府県を廻り、県知事に面会を求て要望書を手渡そう。 全国全てを繋いだその勢いで厚生大臣に面会を求めよう。 直接要望書を手渡そう。
「話」はどんどんでかくなった!
 「隣の県は知事が、出迎えセレモニーに参加しくれるそうです、
  一般市民ランナーも多数参加してテレビも新聞もマスコミ
   も、注目しています。 是非うちの県も前向きな取り組をお願いします。」・・・と

 日本全国全ての県知事に面会を求めていくことで、一つ一つの県単位ではなかなか実現しない知事への直接請願を、日本中を一まとめにしてやってしまうという力技!

 全都道府県知事に面会して要望書を手渡すという、一大行事を実現するための大作戦!  各地の患者団体とのチームプレーで、行政にものを言い易い環境を全国で作り、

 日本中の各地域の各患者団体の力を一つにして連携を強めて行く活動。  病気とは直接関係無い、一般市民ランナーとの交流を深めつつ社会にアピールしていき、 とどめは厚生大臣に請願書を手渡し、患者サイドと行政の距離を縮める、  全国規模の一大プロジェクトが始まろうとしていた。

「話」は、動き始めた  1998年の秋 
=== 1)マラソンで日本一周? ===
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