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5-3)蝦夷鹿の話(その五)
 これは雄の成獣です。恐らく体重は100kgを超えていますが、周囲に事故車両の部品の飛散もみられずブレーキスリップ痕もありません、また、鹿の角は両方共に根元より折れてどこかに飛んでいってしまっています。トラックなどの大型車両に跳ね飛ばされたのではないかと推測します。

 このような大型の鹿と一般的な乗用車が衝突すると、バンパーで足を払う形で鹿の体をボンネットの上に跳ね上げ、そのままフロントガラスを突き破って車内に飛び込んでしまい、乗員を直撃して深刻な事態を招く危険があります。
 
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