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蝦夷鹿の話(その五)おまけ
これは若い雄の蝦夷鹿の群れです。
 雨の降る中、三頭の蝦夷鹿が休んでいました。始めは真ん中手前の鹿はこちらを向いていました。それを発見した時、「雄鹿も蝦夷鹿トライアングル」を組むんだ!と、喜びました。しかし仕事中で時間が無かったので勢い正面から接近して撮影してしまったため、くるりと身体の向きを変えてしまいました。私は怪しいやつとして警戒されています。鹿のもの言わぬ目つきが刺さります。

 雄鹿は雌鹿に比べて環境の厳しいところで暮らしています。 それは母鹿と共に暮らす子鹿に良い環境を譲っているものと思われますが、そのために冬を越せずに死んでしまう雄鹿も多いようです。

 冬を越せない蝦夷鹿が多数発生するのは、食べ物が不足しているのか?あるいは鹿の数が多すぎるのか?その両方か?適正な生息数をコントロールする自然の仕組みが壊れてしまった現在となっては、人間がその役目を担うしかありません。
 

 生まれてまもない小鹿をみつけました。母鹿は安全な場所に幼い子供を隠して餌を探して出かけます。小鹿はたとえ人が近付いても逃げ出す事は無くただじっと耐えてっと母鹿の帰りを待っています。こういう場合は、抱き上げて撫で撫でしたい衝動をぐっとこらえて、素早く写真を撮ったら気が付かないふりをして速やかに立ち去ります。

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 こちらは南富良野町で食べる事ができる、蝦夷鹿の肉を使ったカツカレーです。 町内の蝦夷鹿解体施設から安定供給されるので通年食べる事ができます。
 
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