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9)_札幌国際スキーマラソン_2008
 今回は全コースの5分の1程度しかクラシカル用のコースが切られていませんでした。
クラシカル走法にとってコースが切られていないと、とても走りにくく余計な体力を消耗してしまいます。

 さらに選手がまばらになってくると大会運営のためにスノーモビルがコース上を走るようになります。通常はコース脇の部分を慎重に走行するのが一般的ですが、今回はコース脇に限らず走りやすい中央部を走行していました。スノーモビルでコース上を走行すると車体の無限軌道でコース表面を細かく砕いてしまいます。

 それはスキーを前に滑らせる動作しかしないスケーティング走法では大きな影響はありませんが、クラシカル走法では交互に蹴り足スキーを後方に蹴り出すことで雪面を蹴って推進力を得るので、雪面が荒らされてていると、蹴り足スキーが雪面を捉える事が出来ずに空振りをするような状態になってしまうのです。そうなると極端にバランスを崩してしまい体力を消耗してしまいます。疲れが出てくる後半は余計にこたえます。今回はコースが切られていなかった事との合わせ技でクラシカル走法にとって厳しい後半戦になりました。
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