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16)続_湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会_2008
 これは内陸部の弟子屈周辺の道道(地方道)です。人工的構造物も無く、標識も無く、路面以外に目標物となるのものが無い状態で猛吹雪に見舞われたら、だれしもが、このような事態になってしまう可能性があります。

 いままで見てきた様々な猛吹雪が原因と思われる路外転落事故を考えると、どうも左に寄る傾向があるように思います。

 それは右に寄ると対向車と正面衝突になるという恐怖心理がはたらいているのではないかと思います。根本的な部分として道路は中央部が盛り上がっている構造なので車は自然と路外に向かうという部分はありますが、雪道に関してはその限りではないように思います。

 こういう真っ直ぐな路外逸脱の場合はあまり車両の損傷は無いのですが、ここまで車両が傾斜してしまうとエンジンを回し続けるとオイルが回らずにエンジンを壊してしまう可能性があるので速やかにエンジンを止める必要があります。エンジンを止めると寒いのですが、排気ガス中毒という問題もあり、エンジンは止めて視界が回復するまで待つのが無難です。
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