次へ
1-1)
 夜になってから今夜の舟に乗るぞと思い立ち、バイクに荷物をくくり付け港へ急ぎます。既に北海道の夏の終わりを告げる冷んやりとした空気が夜の高速に漂っています。絡みつく冷たい風をアクセル満開で振り切って真夏に向けて加速します。

 この旅で優先順位の一番が九州の知覧特攻平和会館で手紙を読む事、後は同列で日和佐のほたる村、徳島の阿波踊り、高知のよさこい、四国の山を楽しむ、四国の川に飛び込む、フェリーの船旅を楽しむ、など等、そして基本となるバイクで様々な道を走って楽しむ、ついでに旨いものにもありつきたい

 札樽道(さっそんどう)を終点で下りると小樽港ではフェリーがライトアップされて出航準備をしています。このフェリーには後部に2箇所の開口部と、タラップを上った上階にも開口部があり、合計三箇所の車両出入り口があります。

 バイクはタラップを上がった上部の入り口から入ります。

 小樽港を23時30分出航のフェリーに乗って、福井県の舞鶴港まで20時間(約1000km)の航海から旅が始まります。
次の写真に進む
表題に戻る・・・・・・・・・・