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 ここは宗谷丘陵です。除雪のされていない道路を無理やり走破しようとした強力な四輪駆動車がつけた轍がついていました。かつて1994年の大晦日の晩は低気圧による嵐になりました。北見枝幸より先の国道238号線がこのような吹きさらしの積雪路になってしまいました。それでも猛吹雪の中這うように進んで宗谷岬に到着したのは既に午前3時を回っていました。

 強力な北風で道路には大きな吹き溜まりが無数に形成され、何度も突っ込んでは足を止められ転ばないようにあがくようにして進みます。猛吹雪で視界が無く、「視界が悪い」ではなく「視界が無く」ハンドルに取り付けられた速度計が読めない程の視界です。

 道路の端も見えず。路側の矢印表示板も見えず、横殴りの猛吹雪に包まれて自分が進んでいるのか止まっているのかすら解らなくなり、足を着いて初めて進んでいない事がわかるといった状態です。
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