20)グスタフ・バーサー王の気持ち
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19)一本杖スキー 
第一段
まずは、札幌国際スキーマラソン50km距離競技
2月10日午前9時00分スタートです。
 スキーマラソン当日は気温が低く、がりがりのスケートリンクのような下地にざらめ雪が乗っているような厳しいコンディションでしたが、天気は良く、風も弱く、穏やかな日和の中の大会になりました。
スタート直後一本杖スキーで競馬場のコースを走っている写真
実際に走っている図(旭川バーサースキー大会2001/3/20)
スタート地点に並んだ一本杖スキーの写真 先端が壊れてしまった一本杖の写真 滑走面に滑り止めを施した左右不揃いな一本杖スキーの写真
2002年札幌国際スキーマラソンスタート地点 資料にもとづいて用意した道具です、一本杖の先端は途中で破損してしまいました キック用のスキーの裏には山スキー用のシール(滑り止め)が張ってあります
雪原を行く一本杖スキーの写真
 札幌国際スキーマラソンは、スタート直後の混雑を避けるため、あえて最後尾よりスタートし、選手がばらけてきた1KM地点あたりより、遅い人から順に抜き初め、着々と首尾よく順を上げていたところ、6KM地点でキックスキーのシールが剥がれ落ちてしまいました。

 キック走法不能で苦しい力ずくのスケーティング走法に切り替えて走り、給食所にて予備のシールを装着しようとしましたが、凍ったスケートリンクのようなコースに一本杖の金属チップ内蔵の先端が砕けてしまい、最大の危機を迎えました。その後はストック上下持ち変えてのさらに苦しい展開になりましたが、様様な技を編み出しつつどうにか制限時間内の6時間10分で完走する事ができました。
 
一番目の目標クリアーです。
次は湧別原野85kmスキーマラソンです。
古式クラシカル走法は結構行けます! 
第二段
2002年2月24日湧別原野85kmクロスカントリースキー大会に参加し、
おかげさまをもちまして、8時間かかってどうにか完走してきました。
朝日のスタート地点にぞくぞくと集まる参加者と広広とした雪原の写真
1)
北大雪スキー場よりのスタートです、午前7時半スタート、気温マイナス14度です。
給食所で休憩をとる参加者と傍らに置かれているスキー用具の写真
2)
 一本杖と左右非対称のスキーで参戦です。今回の一本杖は前回の破損した現状をふまえて、中空構造で軽量化を図りつつ破損の危険のある先端チップ部分は、繋ぎ目の無いワンピース構造にして、バスケットリングを支える部分も強度のある部分で支える構造にしました。

 先端の金属チップ部分も、細い先端部の強度を落とさないように取り付け、実用強度を保ちつつの軽量化を実現し、不測の破壊が起こった時の対策として逆にして使えるように反対の先端部分も強度を持った構造にしています。
豊富な食料とそれを配る元気な給食所のおばちゃん達のノリのいい写真
3)
 にぎわう給食所、どこの給食所にも様様な食事が用意されていて、おなか一杯食べられます。
点在する個人の私設給食所の写真
4)
 個人のお宅の私設給食所がある事がこの大会の大きな特徴のひとつです。
私設給食所でみかんを配る子供から走りながら手渡される瞬間の写真
5)
 みかんを受け取る瞬間、町ぐるみ地域ぐるみ、町内会そして個人レベルでの協力によってこの大会は成り立っています。
ルートの最後の方にある私設給食所の写真
6)
 こちらも個人のお宅の私設給食所です。ここは毎年毎年、内容的にすばらしいものがあります。ゴールまでもう一息です。
 このあとカメラがトラぶってゴールの写真が撮られませんでしたが、8時間10分で無事制限時間内にゴールする事が出来ました。二番目の目標クリアーです。次は旭川国際バーサースキー大会です。
第三段
2002年3月21日(春分の日)旭川国際バーサースキー大会に参加しました
一本杖部隊を従えて去年の時間切れリタイヤの復活戦です。
そろいの帽子をかぶって結成されたバーサー軍団の写真
7)
スタート前の表彰台にて、バーサー王部隊の結成です。 
スキーマーキングテントでマーキングを受けるバーサー軍団の写真
8)
 旭川バーサースキー大会は国際スキー連盟(FIS)公式ルールによって行われます。まずは使用するスキーが競技規定に合致している事を確認するためのスキーマーキングを行います。

 FISではスキーの長さに関して規定があったはずなので、今回片方だけ短いスキーで参加するにあたって確認しておかなければなりませんでした。役員にこの道具で参加しても問題ないですかね?と聞いてみると、「本人がそれで走るって言うんなら良いんじゃないか」との話で難なくクリアーでした。
ささやかな国際交流という事でツーショットでいっしょに写真に収まってもらっている写真
9)
 国際スキー大会と言うだけのことはあって、青い目の方々も多数参加されていました。
コース脇の最終回収地点に終結する自衛隊の輸送トラックと隊員の写真
10)
 去年はこの場所でタイムアウトになってしまいました。コース閉鎖が近付き、回収車が終結しています。
最後の給食ポイントの様子の写真
11)
 最終の給食ポイントをぎりぎりで通過します。最早撤収モードの給食所には残り物しかありませんが、ゴールしても用意されていた「豚汁」など食べ物は何も残っていないので、ここでその分もしっかり食べていきます。
ゴール地点の公式時計の前での記念撮影、時刻はタイムアウト7分前の14時53分を示しています
12)
 滑り込みセーフでオンタイムゴールです。

 15:00でタイムアウト、コースクローズです。残念ながら他のバーサー部隊は途中で全滅してしまいました。来年はバーサー王軍団を作って隊列組んでゴールしたいものです、趣向を変えて史実に基ずいて、追う役と追われる役に分かれて実際にバーサー王とノルウェー兵という寸劇をするという案も出たぐらいにして盛り上がってました。
 
バーサーのゴール地点で、競技委員長みずから、競技規定についての話がありました。ストックとして一本杖を使うこと自体に何ら問題は無く、ただし長さの規定があり、ストックの雪接面より上の長さが、「身長の長さを超えない事」そしてスキーの長さも、身長マイナス20cm以上の長さがある事という規定についての説明を受けました。次回参加の際にはFIS規定にのっとった用具を揃えて参加したいと思います。
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