8月旅日記抜粋
8月1日札幌市よりR230で定山渓温泉まで、20km
札幌で、難病連の全道集会に出席する。バイクに搭載して
持ち歩くデジタルカメラは、カメラに有ってさに有らず、
不自由な状態にある人達の心の目であるという認識をもって、
寝たきりになっている人を、日本一周バイクの旅に連れだそう。(擬似体験的に)という
コンセプトのもと、協力してくれる方々のおかげを持ってインターネットという道具を、使って広くみんなに発信していきます。と挨拶させてもらいました。
マラソン隊は、札幌市内で見送られ、総勢30人の伴走ランナーとともに定山渓の宿まで
無事走り、一日の日程が、全て終わったとたんに、滝のように雨が降ってきました。
8月2日定山渓温泉よりR230でニセコ町まで、70km今日は朝から土砂降りの中を、
スタートする、中山峠の川は濁劇流となっている、その中を列車が通過するときのような
地面から響くような音をたてて、岩が、転がっていく石ではなく、岩だ、それが川底を、
大量に、ごとごと流れていく、魚たちは大丈夫なのだろうか?
8月10日雫石町から角館町までR46号50km
角館で、武家屋敷の中を通る、ほんとはじっくり見てみたいのだが。
ちょうどルート沿いにある患者さんのお宅に、飛び込みで
訪問する。片田舎の民家、落ち着いた畳の部屋に、最新の医療装置が並ぶ光景、
人口呼吸器をつけて横たわる患者さんをはじめて目の当たりにして、強烈な印象を受ける。
今日の宿は、静かな温泉宿、携帯電話が使えない山の中。
8月12日秋田市から象潟市までR7号64km
国道沿いの道端に、ビーチパラソルを広げた、
アイスクリーム屋台が、点在する、それは、地元の人の話によると、ばばへらアイス
と呼ばれているもので、ばばあが、へらで売っているから。
ばばへらなんだと。ひでーいいかたするもんだ。
8月24日長岡市よりR17で、石打まで70km
この日の昼飯はすごかった。
国道沿いの、開いてんだかどーだかわからないような、一見ドーでもよさそうな、食堂に入る。壁に有る品書きの、「へぎそば一枚2000円」に目が止まる。
それは、ぶっとい、田舎蕎麦が、あちょーとりゃーてな具合にかかってくる。
油断して頼むと、やっつけられる。蕎麦湯も、香りの強い粘度の高い、
酒の肴になるほどの、レベルの高さをもっている。
なにごとも外見に惑わされてはいけない。
8月30日笠間市よりR50で、水戸市まで30Km
今日は全盲の方が、伴走して下さいました。
白いたすきを、使って、心の目を繋ぐ走りを、見せてくれました。
8月31日水戸市よりR6で、牛久市まで70km、
コンビニのごみ箱に生きたまま子犬を捨てた馬鹿が、居たと言う話を聞かされつつ、
その拾われて元気に育った犬の頭をなでる。
すてる神あれば、ひろう神あり。ということなのか。
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