10月旅日記抜粋


10月1日岩国市から新南陽市までR2号62km 今日は、二つの峠を越える、一つ目が山賊峠、二つ目が追い剥ぎ峠、 これは、峠の茶屋の名前ね、昔はしゃれじゃなかったんだろうな
10月3日久々の休養日、この町が小京都と言われる所以を、探しに行く。 アーケードの商店街は、何でもあり、見るからに高そうな着物や、大きな絵皿 高級和菓子に、60円のお焼き、昔ながらの駄菓子屋には、ラムネや、マンボウ、 糸つきあめや、海老せんに、そうかせんべいの水あめサンド、などなど、 10円単位のパラダイス。子供たちが小使い握り締めて、真剣に品定めしている。 一歩路地に入ると、超〜狭い。が、とんでもなくハイレベルな居酒屋があったりする。 自動車が、入り込めない場所だから、風情も情緒も残されている。 着物でのんびり歩いて、安心して暮らせる町、それが小京都との所以とみた。
10月6日遠賀町から福岡市を経由して大宰府市までR3号57km 史跡の案内表示板が、ハングル文字で、併記されている。 ここからは、北海道より朝鮮半島のほうが、はるかに近い。
10月14日宇土市から芦北町でR3号62km 今日たまたま給水ポイントになった、大忙し状態の、屋根かわら屋さんの 屋根は壊れたままになっていた、まず、御客さんが最優先とのこと、このへんは特に 台風の被害が大きく、電柱までもが倒れたままになっていた。
10月17日鹿児島市から空港までR225号37km 桜島を見ながら海沿いを走る、遠くに噴煙を上げているその姿を、 実際に見ると、自然に不変なものなど何もないと、あらためて訓えられる。
10月19日那覇市から南の戦跡公園経由那覇市まで、R58号37km 姫ゆりの塔に行く。ここには、戦争によって命が崩れていく様が、 悲惨に、凄惨に、克明に記されている。壁一面に掛けられた、犠牲となった、 たくさんのあどけない少女たちの写真は、とても直視出来なかった。
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