巣箱改造 |
巣箱に天窓追加 |
昨夜巣箱を取り外しビデオカメラメンテナンスを行い、天板に明り取りの小窓を取り付けました。
実は新築巣箱は風雨の吹込みを少なくする為に巣穴の庇を長く作ってあり、そのため巣穴が深い日影になり中に入る光量も少なくなっていました。
さらに内部を広くした為、単位面積当たりの光量も減少しており、光を吸収する暗い巣材が入る事で朝晩の撮影に困るレベルに光が不足していました。
明るい虹色の毛糸で敷き詰めたのは光量不足を補う目的もありました。 しかしその作戦も効果を失ってしまい、思い切った手を打つ事にしました。 |
巣箱の天板に28mmの穴を7個開けて、中間に透過性のある白色フィルムを挟んで目隠しにして、上から透明なポリカーボネートの板をネジ止めして塞ぎました。
不自然ながらも自然物に見えるように考えて穴を規則的な六角形に配置して植物的な雰囲気を醸してみました。
「天井に輝く白い花が咲いた」といった感じでヤマガラが納得してくれる事を期待しつつ、ダメな場合は上から薄板で目隠しする算段でいました。
しかしヤマガラは明るい環境にすぐに慣れてくれました。ビデオカメラの件もそうですが、ヤマガラは危険を識別する判断力が優れているのかもしれません |
欠片を吸引 |
巣箱天板は防水処理をがっちり施して接合しているので分解するのは簡単ではありません。
なので、分解せずにそのままホールソウで穴を開け 内部に落ちた切りくずは掃除機の細口アタッチメントにシリコンチューブを付けて開けた穴から吸い出すことにしました。
強力な吸引力で巣材ごと全部吸い出さないように断続的にスイッチを操作し 切削クズだけ狙って吸いだすうちに何か「硬質な欠片」を吸い込みました
それはヤマガラが巣材を運び込む時に混入したものである可能性が高く、苔状植物の生息環境の土や砂粒等が根に絡んで運び込まれているのではないか?
ヤマガラが巣材を「咥えてポイ」したり「両足で混ぜ混ぜ」するのは含まれる硬質な不純物を分離する効果もあると推察しています。 |
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2020_0417_203352_203401 穴あけ切りクズ吸出し作業 |
動画へのリンク(mp4形式 3秒 1MB)
https://shingo.ne.jp/04kotori/020_yamagara/0418/
2020_0417_203352_203401_3s_1mb_480p9.mp4 |
掃除機のノズル先端にシリコンチューブを接合して巣穴から吸引 |
〜後日〜 |
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観察してみると、巣箱が太陽の直射を受けると内部が明るくなりすぎるようです。そしてかなり暑くなるようです。この新型巣箱は太陽熱対策で全体を白く塗装していましたが、それでは足りなかったようです。
特に明るすぎるのは、雛の目とかに影響が出ないとも限らないので日よけ対策をすることにしました。
しかし、単に日陰を作るならべニア板をかざせばいいのですが、できれば綺麗な撮影もしたいぞということで、巣穴から日が差す程度の明るさを目標に考えます。
「すのこ」二枚をずらして重ね合わせた
「木漏れ日ふう サンシェード」を作りました
これを2×4建材を使って可動出来るように巣箱上に設置。夜のデータ回収時に翌日の天気予報を見て、晴れなら出して、曇りや雨なら引っ込める調節をします。
使ってみると、なかなか調子良い
二枚の「すのこ」間の反射光(つやありニスを塗装)の間接光と隙間を抜ける直接光が巣箱を照らします。一応「すのこ」も木材なので「木漏れ日」であると
写真に撮るとアンダーが柔らかになっている。
細長い変な木漏れ日(笑)ヤマガラの目にはどう映るのか? |
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