小鳥室2020 ヤマガラ日記
2020年5月5日 ヤマガラ産卵開始 9日目 宿泊抱卵 7日目 74)13時38分
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卵床で抱卵するヤマガラ母鳥
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mp4ビデオ 1分27秒 7MB
https://shingo.ne.jp/04kotori/020_yamagara/0505/
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外に♂の声は確認できない、しかし♀は外に向かって繰り返し呼びかけている。当然返事は帰ってこない。それはどこか寂し気な印象を受ける鳴き声に聞こえます。
急に寂し気な鳴き声を発する卵床で抱卵するヤマガラ母鳥
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小鳥の気持ち
ヤマガラにも感情があり、急に寂しくなったりする事があるのだろうか? 雛が親を呼ぶような鳴き方にも聞こえます。巣箱で♂を待つ状態が雛時代の親を待つ感覚を呼び覚ましているのかも?

一緒に暮らしている小鳥のピースケ研究員もたまに寂しい声を出す事があります。元気に遊んでいたはずが、静かになっていて急に寂しい声で呼びかけるように鳴く事があります。それは通常とは違う明らかに「寂しい感じの声」であり、そんな時は「ピースケおいで」と呼んでやると喜んで飛んできて肩に乗り、机のノートの上に降り立ち、付箋をかじり、マウスを突っ突き、シャープのペン先を突っ突き絡みついて遊んできます。

しばらく遊んでやると、こんどは別の場所に飛び、お気に入りのおもちゃで遊び始めます。

空中を高速飛行で移動する小鳥達の連絡手段は「視覚」と「聴覚」であり、4つ足動物が得意の「嗅覚」は使えません。「視覚」も森では樹木に視程を遮られ遠く見渡す事はできません。なので声の届く範囲に居ないとはぐれてしまう可能性があります。

そういった事から、小鳥達は常にピーチクパーチクしながらお互いの存在を確かめつつ移動していると思われ、そのピーチクには天敵察知を伝えるピーもあり、お互いの安全上も重要な習性と思われます。

孤立してパートナーの姿が見えず声も聞こえない状態が一定時間経過すると、不安になるような心理が働いて、相手を呼びたくなるのかもしれません。

そんな事例が2014年のシジュウカラの観察でも記録されています。さっきまで一緒に行動していたはずが、いつの間にか近くにいない事に気が付き、人の耳でも呼んでいる事が分かる鳴き方をしています。
いなくなった相手を呼ぶシジュウカラ
小鳥室2015年 3月23日06時50分
2020年5月5日 ヤマガラ産卵開始 9日目 74)13時38分 営巣ログ
b)巣床作成
b_6)嘴で漉き込み_ 5
d)産卵保育
d_2)抱卵(お腹密着動作) 1
抱卵角度_時間 A 00_6分27秒
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