これはテスト画面ですが、脱索とは、リフトのロープが滑車より外れる事で、解り易い言葉にすると脱線とか脱輪という言葉になります。それは人命にかかわる事故に直結する事なので、リフトを運転する側からすると最も恐れる事です。強い風が吹くとリフトの運転が出来ないのはリフトが揺れる為ではなく、その派生としてロープが外れてしまう危険があるからなのです。
脱索するとどうなるのか？、転輪からロープが外れた瞬間、ロープにかかった強力な張力が抜けてしまいます。それは弓を引いていた手を離すような状態で、リフト搬器は逆バンジ-ジャンプ状態になって空中目掛けて弾き飛ばされていきます、乗客は般器もろとも中を舞い、そのまま地面に落下する、あるいは鋼鉄のリフト支柱に激突し、あるいは飛び上がった拍子にリフト般器にスキーが絡まって骨折アンド逆さ中吊り状態になる、等々、ここのスキー場ではありませんが実際に起きている事例です。
リフト係りのおじさんが怖い顔して見てるのはこういう事故を起こさないように神経を張っているからなのですよ。
