=======幌加内参考画像=======
撮影2005年1月11日〜12日
国道沿いに立つ政和温泉ルオント入り口看板の写真  国道275号沿い、幌加内町政和地区にある
「政和温泉ルオント」この看板を目印にお越しください。

今年は雪が多く既に道路の端が雪壁になっています。
ルオントの外観周辺とログキャビンの外観の写真  右奥にあるとんがり頭の建物が「政和温泉ルオント」です。立派な温泉保養施設です。内部に蕎麦レストランや広い休憩施設があり、そこが「リタイヤ」時の避難場所になります。
広々とした休憩室の写真  ここが「リタイヤ」時の避難場所です。
温泉施設内、床暖房付き雑魚寝部屋です。
ここは極楽「ぽかぽか」です。

 当日は一晩中開放していますのでいつでも逃げ込みOKです。
ほかにも空間がたくさんありますので、リタイヤ組同士で地味に交流を広げる事も出来ます。
マイナス24度を指す温度計の写真  ちなみにこの日の朝(2005年1月13日)
日が昇ってかなり時間が経った状態の
午前9時過ぎの気温が実測でマイナス24度でしたので、
明け方にはマイナス30度近い気温になっていたと思われます。
バイクの吸気口に洗濯排水ホースを挿してエンジン始動に成功した写真  そんな寒さの中
一晩存分に冷え切ったエンジンが掛かるのか?

 簡単な工夫で掛かってしまいます。

 エンジンの吸気口に洗濯機の排水ホースを加工して取り付け、吸気口を延長し、ウエァ−の中にホースの口を突っ込んで、体温で温まった空気を吸わせてあげる事でエンジンは目覚めます。
折れてしまった洗濯機の排水ホースの写真  しかし、洗濯機の排水ホースは、マイナス20度以下では、素材の柔軟性が失われており、曲げて収納してあるホースを伸ばした所、「パキン」と力なく割れてしまいました。このように、マイナス20度を超える世界では、一般常識が通用しない場面が多々あります。
 このバイクの場合は、マイナス20度以下での始動という設定が無いとの事で、対策無しではエンジンは全くかかりません。
 バイクでなましば会に参加される方はそれぞれ対策を考えておいてくださいませ、
政和温泉ルオント側から見晴らしたなましば会場の写真  準備段階のなましば村全景です。

 左のログキャビンの左側がテントサイトになり、バイクの停まってるあたりの雪山が、雪穴式住居を作るエリアになります。

 手前が入り口側で、人数が増えるに従って居住エリアは奥の方に伸びていきます。
なましば横穴式住居になる予定の巨大な雪山の写真  雪穴式住居の雪山の高さは既にこんなに高くなっています。比較のために停めてあるバイクは全高1.5mあります。
ログキャビンと遠く三頭山を望む写真  奥のほうに白銀の三頭山が見えます。
ログキャビンの前で深い雪に膝まで埋まっている写真  ログキャビンの裏側など、除雪や圧雪されていない場所を歩くとこのように膝の下まで雪に埋まってしまいます。

 なましば開催の時期までにはさらに雪が積もっているはずですので雪穴掘る人はもちろんテントを張る人も靴に雪が入らないようにする工夫をしてきてください。
雪に埋まっているログキャビンの写真  ログキャビンも除雪をしないと埋もれてしまいます。キャビン裏手がテントを張るなり、イグルー作るなり、竪穴式住居を作るなり、創意工夫を凝らした住居を作るエリアです。

 グループや家族でログキャビンを借りておいて、その周りにテント張るなり、穴掘って寝るなりというアレンジも出来ます。
ログキャビンの外観の写真  このようなキャビンが全部で9棟あります
キャビン利用の際は確実に予約をいれておいて下さい。
利用料金等については予約の際に確認して下さい。
石油温風ストーブとソファーが設置された快適そうなログキャビンの内部の写真  キャビンの内部はFF式石油ストーブがあり、快適です。排気の位置が高いのは、それだけ積雪があってもストーブが機能するように設置されているという事です。
ベッドが二台設置されているログキャビン内の写真  ベッドとソファーが配置されています。寝袋や毛布を持ち込んで雑魚寝すれば収容人員が増やせそうです。
ログキャビン内のロフトを見上げた写真  就寝用のロフトスペースがあります。なんとエアコンまで設置されています。
アイスバーンの続く直線道路の写真  幌加内周辺の国道275号線の路面状況はこのようなアイスバーン及び圧雪路面です。
アイスバーンを鉄の爪で引っ掻いて削ってみた状態を写した写真  鋼鉄のスパイクで引っかくと表面の氷が剥がれて凍ったアスファルトが顔をだします。

 ここを他の交通に混じってバイクで走る為にはスパイクタイヤ以外の手段は有りません。
通りに面した道路に山のように積まれた雪で覆われた幌加内のメインストリートの写真  幌加内の街中です。路肩に積み上げられた除雪された雪山の大きさを見て下さい。商店への出入りの為、雪山の影から自動車が出てくる、人が出てくる、などなど、見通しが聞かない分、夏の運転より数倍の注意が必要です。
吹きさらしの雪原を進む一本の雪道の写真  沼田町のあたりでは圧雪の厚みが増えていました。このあたりは吹雪になると、道路の周りに遮るものが無いので、まともに吹きさらされる羽目になります。
除雪車によって削り取られた圧雪道の写真  国道275号線 雨竜町のあたりです。幌加内周辺に比べ、このあたりは交通量が増えてきて、それに伴って除雪体制も良くなります。
 この路面は除雪車が路面の圧雪を削り取って路肩に寄せていった状態で、削られた角の部分と、削りかすの上にタイヤが乗ると、変な滑り方をします。
大型車が行きかう吹雪模様のやや視界の悪い国道の写真  国道275号線 浦臼町のあたりで吹雪いてきました。
このように、吹雪くと視界が悪くなり、前を走る車の後ろに巻き上げる雪によって、テールライトが見えなくなってしまい、追突の危険が増してしまいます。
 バイクとて同じ事で、追突されないような工夫をしておく必要があります。
森の中に伸びる気持ち良さそうな雪道の写真  好天に恵まれると、このような白銀の世界を走る事になります。 このように交通量の少ない道路はアイスバーン化せず、よく締まった圧雪路面になり、タイヤが雪をとらえて快適に走る事ができます。
 フラットな圧雪路面をバイクで駆け抜ける楽しみは、他に例えようも無く説明のしようのありませんが、何にも替えがたい面白みが有ります。
 札幌から幌加内に向かう途中で、裏道に入ると運が良ければ出会えるシチュエーションかもしれません。
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