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2-1)新潟のにゃんこ ・・・それは不思議なにゃんこでした
 まず、この猫は宿に到着した時にスタッフそれぞれに愛想を振り撒いたあと、私の部屋まで案内してくれた。
 その後、スタッフ一同で晩御飯を食べに外に出ていき11時過ぎに宿に帰った時には、玄関で待っていて、また部屋まで案内してくれた、そのまま布団に上がりこんで寛いでいる、パソコン作業をしている時も足に絡み付いて寄り添って離れない。夜中に最上階にある風呂に行くと、そこまで付いて来て、マットの上で上がるまで、待っている。
 部屋に戻り布団に入って電気を消すと、枕元にきてゴロゴロと撫でられていた、そのうち枕もとからふいと立ち上がって出て行ってしまった。
 すぐに帰ってくるだろうと思っていたが、なかなか帰ってこない、気になって寝られなくなってしまう・・・

 向き合ってかまうと、強力に絡み付いてきて片時もじっとしていないので、写真をとる事ができずにいたものの、この調子ならいつでも撮れるだろうという考えで、おとなしくなってから撮影しようなどと楽に構えていたら、ふいっと出て行ったっきり、帰ってこなくなってしまった。

 結局もう二度と帰ってはこなかった。 
手元に残ったまともな写真は、この後ろ姿のショット一枚だけでした。

なんとも不思議な猫でした。  ・・・君の名は?
 
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