「わんこ」「にゃんこ」シリーズ

7）岡山・兵庫・大阪・奈良・和歌山・三重・岐阜・愛知・静岡・神奈川・東京

「わんこ」「にゃんこ」の最終章です。都会に近付くにつれて、わんんこの暮らしぶりも変わっていきました。人の家に近付きにくい雰囲気を感じとるようになっていき、給水地点で止まった際に散歩中の所を捕まえて、撮影することが多くなりました。 　しかし最後のわんこは民家の玄関先で飼われているわんこでした。見ず知らずの人にも無心の信頼をよせる心の広〜い広〜いわんこ様でした。

7-1）赤穂市	のどかな海岸線の道路沿いで暮らすわんこ。かまうと、ガバっと立ちあがってウエストバックに付けたカメラポーチを思いっきりかじられてしまった。あ〜あ、でもカメラは大丈夫。そのカメラで撮っているのがこの写真。	7-2）吉野町	吉野川流域のわんこ。雨が上がってお散歩に出られて良かったね、わんこ。
7-3）松阪市	朝のお散歩中の松阪のわんこ。	7-4）津市	もっとも短い市名を持つ市、「つ」のわんこはハンサムわんこ。
7-5）鈴鹿市	給水に使わせていただいた商店の店先で、自動販売機の間に犬小屋を発見。中から片手サイズのコッコのわんこがお出迎え。ジュースを買うには、まずこのわんこに挨拶してから買うのがこの店の流儀なのかな？とても愛想のいいお店の看板わんこ。	7-6）豊橋市	給水地点にて、どこかでわんこの声はすれど姿は見えない？、声の方に近付いていくと・・・、おもむろに壁の上に手を掛けて「バウッ」と顔を出したわんこ。この状態の後ろ姿を見てみたい！
7-7）静岡市	静岡県庁突入前の時間調整の給水の時にやってきたわんこ。見慣れない怪しい集団を前に、不信な表情をみせています。	7-8）静岡市	コンビニに買い物にきていたわんこ。自転車のかごの縁に手をついて立ちあがったぐらいにして、風を切って進んでいきました。Gベストを着込んだおっしゃれわんこ。小さいわんこは、自転車のかごが指定席のようです。
7-9）箱根湯元	夜中になって、少し離れた宿の駐車場にフロッピーを取りに行った時、暗闇に動くものが、・・・マラソン号の所でじゃれ合っていた、仲良しにゃんこ。	7-10）沼津市	都会的な町並みから少し外れると、このような「フレンドリー」なわんこが向かえてくれる事があります。ぎりぎりまで寄って撮影してみました。おだつわんこの息使いがわかります？

日本一周「わんこ」「にゃんこ」の出会いの旅はこれにて終了です。
7-11）箱根峠 7-12)鳥栖市 にゃんこのおまけ	何故？わんこなのでしょうか？無防備に腹を見せて服従のポーズをとっています。 　犬は俗に飼主に似ると言われますが、室内犬の場合、主人や家族と過ごす時間がその大半を占め、わんこの心は家族によって作られていきます。 　通りに面した場所で外に飼われているわんこは、不特定多数のご近所との関わりを持つ事で周辺の環境をもその心に反映してしまいます。 　穏やかな土地柄か否かという事は地域に暮らすわんこの方々に尋ねるとわりと正直な意見が得られるかもしれません。 　外に繋がれているわんこは基本的にあまりきれいなものではありません。当然犬ですから犬臭いですし、毛も抜けるし、自分のうんこを踏んだ足でしがみつかれたり、じゃれ付かれてかじられて、よだれをつけられます。 　あいては、わんこですから当然のことです。 命ある生き物は、きれいな部分だけで構成されていません。 　全国各地で、様々なわんこ達が、様々な環境で、様々な暮らしをしているのを見て来ました。 　地域社会にやさしく育まれ、社会を和ませる機能をもった生き物、フレンドリーな気の良いわんこは地域を救う救世主のような存在です。 　上の文章、「わんこ」を「子供」「人」と読み換えてみるのも面白いです。　その辺が、わんこ・にゃんこシリーズの隠しテーマでした。 　わんこやにゃんこはそれに関わる人や社会を映す鏡のような存在かもしれません。それが、日本中のわんこを撫でてきて思った感想です。

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