5-10)高松市 |
今日の宿は医療施設 ここにくる数時間前、ALS(筋萎縮性側策硬化症)患者さんの自宅を見舞った。医療機器の並ぶ部屋には数々のトロフィーや賞状が飾られていた。その方はバリバリのスポーツ選手だった。病気を発症して身体機能が失われていく中でも、パソコンを工夫して新聞の寸評を執筆し続けていた。素人目にも分かり易いやさしい文章でした。それは頭脳明晰なまま身体が動かなくなっていく現実と向き合った記録。今は見つめ合う介助者と透明なボードに書かれた文字を通して会話する。別れ際「車に気を付けて旅を続けてください」とメッセージをいただきました。 作業を終え部屋の明かりを消し、ベッドライトを消そうとしたとき、光が眩しくて滲んで見えた。 |
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