「光」シリーズ
6)岡山・兵庫・大阪・奈良・和歌山・三重・岐阜・愛知・静岡・神奈川・東京・北海道
 憎らしい程の灼熱の太陽はいつしか優しい表情を見せるようになっていました。
ススキ野原が低い夕日を浴びて燃えるように輝いている写真
6-1)岡山
 四国から本州に渡り急に秋めいてきた。終了点の河川敷にはススキの穂が風にゆれて、枯れ野を黄昏色に染めていた。 暗闇に浮かび上がる巨大な光の筋となった明石海峡大橋の写真
6-2)神戸
 ライトアップされた明石海峡大橋、これはなんと宿の窓から見える景色、大きな光の流れを肴にゆったりと酒を飲む贅沢な時間
大きな川に幾重にも掛かった橋を全て貫くように光を投げる太陽の写真
6-3)大阪
 神戸から大阪に向かう国道2号線、大阪湾の夕暮れ トンネルの手前から中を覗くと出口が強烈に光輝いて見えている写真
6-4)波瀬
 短いトンネル、長いトンネル、明りのついたトンネル、明かりの無いトンネル、出口の見えないトンネル。トンネルは光の国へ通じる試練の入り口なのか?
ビルの谷間に消え行く寸前の太陽が一瞬目を見開いた時に、風のようにバイクが光を横切った瞬間の写真
6-5)名古屋
 都会に飲まれる夕日。

 関西から中部に行く行程では山間部と都市部の近さに戸惑いを感じる日々だった。
どこにでもありそうな住宅街、電線の広がる空を夕日が真っ赤に染めている写真
6-6)音羽町
 国道1号線を一路東へ破壊的な交通量に翻弄された一日の終わりに喧騒を静めるように現れた街角の夕焼け
青空の下、遠くの雲間を朱に染めて沈もうとする太陽を大きな工場が食べようとしている写真
6-7)沼津
 工場に飲まれて煙になる夕日。
 交通量の多さに比例して空気も汚れているはずなのに、夕暮れ時だけはそれを微塵も感じさせない
大きく凍りついた水溜りの空き地で給水中に真正面から朝日が昇っていく写真
6-8)植苗
 国道脇の空き地で給水中凍りついた空気を割り開いて太陽が顔を出した。夏の間、日々灼熱の苦しみを与え続けた太陽は、今はやさしい顔で暖めてくれる。
横長の綿飴みたいな雲に閉じ込められた太陽が綿飴を溶かして出てくる瞬間の写真
6-9)美々
 雲の隙間から音も無くみかんジュースがこぼれ落ちる うっすらと歩道に降り積もった雪が太陽の力で解けていく中、くっきりと自転車の陰の形に残る雪の写真
6-10)千歳
 お日様が雪で自転車の絵を書いた
現在地点は===
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