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旧上興部中学校
古い木造校舎を改装した歴史ある宿 厚く揺らぎのある昔のガラス窓が残っている 夜中にそこを潜り抜けてタイムスリップできるらしい
中頓別のクツチャロ湖 コハクチョウの越冬地も 昨今の社会事情により立ち入り禁止になっています
中頓別町のメインストリート
ライダーハウス「えさしYOU」跡はセイコーマートに
過去から未来へ繋がるタイムトンネル バイクに乗って駆け抜ける
泊まり合わせたオフロードバイクの一団と一緒に宴会に混ぜてもらった。彼らはオフロードバイクを操り雪道を走る為に冬の北海道にやってきたつわもの集団 彼らと括っても女子もいる しかも若くしてその見た目と裏腹にオフロードバイクを複数所有する本気のオフ車女子だった 皆飛び出す話もぶっ飛んでいて面白い(笑)

バイク乗りは集まる習性がある。それは単に観光名所に停まっているだけでも 集団でツーリングしていても 部外者が見るとそこにいるバイクは全て一括りに「一団」と見る かつてブンブン集まる「ミツバチ族」と呼び名を付けられた原理か

しかし観光名所はともかく バイク乗りという共通項はあるも実は人が人に集まっている バイクはそんな人と人との出会いを生み出す繋がり製造機でもある

この集団も人が集まる人柄が中心にいるのだろうと思う(笑)

そんな出会いはすばらしい かつてのライダーハウスがそんな場所だった 自分の場合は「えさしYOU」で知り合った仲間は今も仲間 おそらく一生 それを終えても

核となる人の人柄が引き寄せたぶっ飛び集団と そのぶっ飛びエピソード肴に腹が捩れる程笑い、まるで「えさしYOU」当時の正月宴会場にタイムスリップしたような夢の時間を過ごさせてもらった
前夜からかなりの湿り雪の降雪になった 
オフロードバイクに真剣に取り組む事は=「七転び八起き」の一言に尽きる 散々転んで起き上がって今がある 転ぶ痛みも起き上がる辛さも身に沁みている 他人の転んだ痛さも想像できる 引き起こす辛さも想像できる

そこから 助け合い 気持ちを思いやる 心が作られる

前夜から降り積もった雪が除雪されていない踏み跡をさらに難しい踏み跡に変えていた。 それは「道路」もしくは「道」では無く 4輪駆動車が無理やり通った「車の踏み跡」もしくは「わだち」という代物だ

かつてはこのような場所が除雪が後回しになる住宅街などに普通に存在した。 除雪車がきてくれるまで待つしか無い

しかしここは除雪車は来ない 自力で突破して国道まで出るしか無い
前夜からかなりの降雪になっていた
朝の出発時間  一台また一台と突破を試みる 成功するバイクもあれば やられるバイクもある

件のオフ者女子の番が来た 荷物満載のオフ車を操るには体格的にやや厳しいか それでも雪を掻き分け玄関前の出発位置まで漕ぎ着けた 手を振って皆が見送る中 果敢に挑む 左右にバランスを取りつつ少しずつ進んでいく しかし大きくあがいて左に振れた瞬間 時間が止まったように動きが止まりそのまま倒れ込んだ 音も無く雪煙が上がり 舞い上がった雪は小さな渦を巻き バイクを覆った

慌てて宿主が駆け寄るも 他のライダーは動かず 「にこやかに見ている」

オフ車女子は慌てる事無く バイクの下になった足を引き抜き 這い出し 雪に埋もれたバイクの雪を軽く払うと引き起こしにかかる すると一人二人とゆっくりと仲間が彼女の元へ歩いていく

それは 「すぐに助けに行かないやさしさ」 

「見ている」では無く「見守っていた」

はじめから助けを期待していない なんとか自力で突破しようとする意思に 仲間として一目置き 尊重している

車で来ている自分とは窓ガラス一枚隔てた別の時間が流れていた

同じ轍を越えていく仲間だけが分かち合える時間

それを校舎の中から教室の窓越しに成り行きを見ていた  まるで授業を受けるように

オフ車女子 昨夜は「やるなら!今しかね〜っ!」とテレビドラマ「北の国から」の黒板五郎のレプリカ帽子を被り 飲んでおどけていた その柔らかな容姿に秘めた凛とした根性 ライダーハウス時代のヒロインの姿 それを尊重する仲間達

静かに降り積もる雪の中に 絶滅危惧種の青い鳥を見た
29インチのMTB 走破性は高いも 冬旅するのは修行に近い
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