11)サポート隊装備について
本隊マラソン号に搭載する装備について
 日本全国全ての都道府県知事を地元患者と共に訪ね、行政への要望書を手渡し、寄せ書きをいただきつつ、厚生省ゴールを目指すという、頑張れ難病患者日本一周激励マラソン「本来の目的」を達成するために、積むべき装備は多々ありました。

 a)県知事に渡す要望書、マスコミ向けの写しとマラソンパンフレット、寄せ書きのための台紙と、寄せ書きセット、・・・これらの重要なものは、大切に収納しつつも、すぐに使える状態で積んでいました。

 b)県庁前集会で使うマラソン応援グッツ、マラソン参加用紙・伴走ゼッケン・Tシャツ・ピンバッジ・携帯ストラップ・マグネットクリップ・応援ジャンパー・絵葉書・応援フラッグ・ステッカー・等など、・・・これらは、行動中は、常に必要になるものなので、多目にストックするようにしていました、
 それらを、すぐに取り出せるように、プラスチックの整理棚に収納しておき、残りはダンボールで重ねて積み込んでいました。

 c)水分・食料などを冷却保管するための電気・携帯ガス併用式の「冷凍・冷蔵庫」を一台と、標準的な、クーラーボックスを装備していました。・・・ランナーに補給する水分・食料、等、メーカーさんより協賛いただいたものを、ある程度まとめてダンボールで積み込んでいるものを、消耗した分から順次クーラーボックス、冷蔵庫に補給していきました。

 d)ランナーが走る事に必要な資材全て、ランニングシューズ・レインウェアーを含むウェアー類全て・ワセリン・バンテリン等の医薬品類、

 e)伴走バイク・及び地元伴走車との連絡用無線機器類・携帯電話とハンドフリー装置

 f)各地でいただいた、差し入れの品々等、スポーツ飲料一箱といったものから、西瓜やビール、日本酒、果物等の食料品、手作りの人形や、各地の名産品のお土産など、それはそれは沢山ありました。食べられるものに関しては徹底して消化に勤めました。
 なにしろ暑さで腐ってしまいますもので・・・酒類に関しても全て近々にいただいていました。
 

次に二次的な装備です。
 

 a)マラソンの記録を撮るカメラ機材一式・・・これはニコンより借り受けた総額100うん十万円というカメラ・レンズなどの高級機材群です。衝撃緩衝のジュラルミンのケースに入った重厚な機材は、常に使える状態で積載され、毎日フル活用して、夜は保管のた宿の部屋まで上げていました。

 b)撮影前のフィルムと現像後のフイルムと、それを確認区分けするための写真用機材群、・・荷物の下敷き等に出来ない重要な品物です。

 c)北海道のマラソンバックアップ部隊との記録・連絡用のパソコンと、出発間際になって借りられる事が決まって、このホームページの作成に使っていたパソコン二台、・・・本隊で購入していたパソコンは当時最新の高性能薄型軽量B5ノートパソコンです。

 また、NECさんよりお借りすることが出来たのは、当時の一世代前のオールインワンのA4ノートパソコンです。ランナーと私のパソコン練習用という事でお借りしたものですので、性能的には十分なはずでした。そのうち一台は、携帯用のバッグをここのHPの元管理人さんよりいただいて持ち運び、もう一台は箱に入ったままで持ち歩き、主にトラブル時のバックアップに使っていました。
 

その他三次的な装備です
 

 a)各サポートスタッフの個人的な旅荷物がそれぞれと、全日本道路地図、うちわ、おやつ類、風鈴など、基本的にマラソン号は、頻繁に停車してドアを開放することを繰り返すため、エアコンは使用しているものの、窓を全開にして走っていましたので、停車時のうちわは必要装備でした。

 b)各地で一緒にサポートしてくださる道案内の方を「装備」するためのスペースの確保するというのが、実は難しい作業でした。それほど積載装備が多量であったということです。
 

マラソン号搭載のバイクサポート用装備についてです
 

 a)バイクに乗ってサポートするためのウェアー類全て、
 b)予備ブーツ二足、(ゴアテックス防水仕様)
 c)予備ヘルメット一つ、(通話装置組み込み済み、ケテルさんより協賛)

 d)予備無線機、・予備通信機材、(無線機は自前・通信機材はケテルさんより協賛)
 
 e)ポータブルガス半田こて、デジタルテスター等、電装系修理用具一式、
 
 f)クラッチワイヤー・ブレーキパッド・クラッチレバー等、各種バルブ類含むスペアパーツ類
 
 g)バイクメンテナンス用工具類一式、(エンジンを脱着できるレベルの工具類)
 
 h)パンク防止材注入済みチューブと瞬間エアー注入CO2ボンベ及び360mmタイヤレバーとパンク修理セット、
 
 i)バイク搭載ナビゲーション用防水フィルム、及び接触不良対策コネクター(自動車用を流用の為)
 
 j)電動撥水後写鏡用予備鏡、(バックミラーにモーターを組み込み改造、3つある右ミラーのうちの一番上に装備)
 
 k)左ひざ用カーボン装具3種類、(壊れている左ひざをサポートするためのカスタムニーブレ−ズ)
 
 L)バイク搭載の防水バッグの予備、(防水ジッパー採用の完全防水バッグ)
 
 考えうるあらゆるトラブルに対応しようと用意していました。
これらは、マラソン号の上に積んだルーフボックスに搭載していました。
 
 スタート当事は、これに未搭載の電動ファン一式と、ナビゲーション用バックアップバッテリーと充電装置、・無線機用電源セットと、・通信アンプ用安定化電源セット、・電動バックミラー本体、など、準備が間に合わずに、旅を続けながら夜中の作業で一つずつバイクに装備していきました。ちなみに全部作業が完了したのは、旅を始めて2ヶ月後の山口県に入ってからでした。
 乗用車登録のワゴン車は、かなりの積載量に常に後ろのサスペンションが、少し下がりぎみの状態で、わだちなどでは大きくゆらゆら揺れて重そうに走っていました。
=== 11)サポート隊装備について ===
12)個人装備について
10)サポート物資の補給は?
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