小鳥室2014_2015 シジュウカラ日記
2014年4月25日
営巣開始 17日目
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巣の中で蹲る母鳥におやすみを言う父鳥の写真
午前中巣材運びをしていたメスは午後になって何も巣材を持たずに巣箱にやってきた。巣箱に入るなり材料を整える事もせずに巣の中心に潜り込み羽根を膨らませて、首を背中の羽毛に埋めて眠る体勢になって身動きしなくなった。

初めて見られる行動で、まるでお昼寝タイム的な感じだ。数分後外からのオスの呼びかけに目覚めたかのように応えて巣箱を飛び出していった。

その後も巣材運びを続けていたが一度に持って来る量が明らかに少ない。3時過ぎにも同じく巣の中心部で蹲(うずくま)って動きが止まる時があった。

そしていつもは巣箱を点検して塒(ねぐら)に帰る夕方にメスが巣箱に飛び込んできた。今度は動きが止まっている時間が長い。オスの呼びかけにも全く反応しない。

5時半頃に二羽でやってきてオスは外の梢にとまって巣箱で蹲るメスに声を掛け続けた。しかし6時半頃に夕闇迫るタイムリミットに巣穴から顔を入れてメスにお休みを言って一人で塒に帰っていった。オスの一連の行動にもメスは微動だにしない。

おそらくメスは産みの苦しみに耐えているのだろう。物理的に考えても身体の小さなシジュウカラが体重の数分の一の卵を生み出すのは容易な事ではさそうだ。

そんなメスを気づかいながらも声を掛けるしか出来ないオスが、ついに諦めて塒への帰りしな、お休みの声を掛けてみせた表情が印象的だった。

手のひらに乗るほどの小さな命でも、実は心が有って、相手を思いやる気もちがある。今日確証を得た。

既に暗闇で巣箱の画像は全く見えないものの、たまにゴソゴソ動く音がする。明日朝には卵生まれるか?今夜は「iPad」枕元に眠ろう。がんばれシジュウカラ!

23時44分、何か細かな振動する音に続いて、巣材をかき回す音がしています。23時45分また静かになりました。
 
おやすみを言って一羽で塒(ねぐら)に帰る 動画20秒
 
ア)動画へのリンク (wmv形式 5.1MB)
https://shingo.ne.jp/04kotori/014_sijyuukara/0425/2014_04_25sijyu.wmv/
 
イ)動画へのリンク (m4v形式 2.2MB)
https://shingo.ne.jp/04kotori/014_sijyuukara/0425/2014_04_25sijyu.m4v/
 
*ア)とイ)は同じ動画です。ファイル形式だけが違います。お使いの機器で再生できる方を見てください。
2014年4月25日
営巣開始 17日目
気象庁ホームページ 過去の気象データ検索(日ごとの値)参照
天気概況 昼(06:00〜18:00)快晴
夜(18:00〜翌日06:00)快晴
降水量 最低〜最高気温 平均〜最大風速 日照時間
--mm 9.7〜19.2℃ 5.1〜8.9m/s 12.8h
1h最大--mm
10m最大--mm
平均13.6℃
湿度51%
最大瞬間風速
西北西13.3m/s
降雪--cm
積雪深--cm
関連ページ 往復リンク
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ヤマガラの産卵行動について
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