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2-7)蝦夷鹿の話(その二)
 三組の蝦夷鹿の親子が協力して安全に休憩する方法はわかりましたが、他の場合はどうなのでしょう?たとえば数が増える分には三方向に分かれていたものを増えた分で分担していくだけなので簡単でしょうが、最小単位である一組の親子鹿が二頭だけで安全に休憩するにはどうするのでしょう?

 同じ場所でそれを確かめてみましょう。母鹿はまず子供を保護色の利く草色の場所に座らせます。ここまでは三組の親子鹿の場合と同じです。そして耳元で囁いて指示を与えます。この指示の内容が違うのです。
 
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