元旦宗谷岬ツーリング2014_2014年元日最北端の碑の前で雪の上に横になって寛いでいる写真
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2014年元旦宗谷岬から皆様のご多幸祈ります。お蔭様で全力疾走中です!障害物は突破の方向で加速します。しかしながら急な事情によりこんな姿勢でご挨拶になりました。それでも心の背筋は伸びており、バイクに跨り前を見据え発進体制であります。

1999年がんばれ難病患者日本一周激励マラソンでこの場所を出発してから15年。当時の相棒と再び戻ってくる事ができました。

社会活動をするためにホンダ技研工業さんから寄贈されたバイク「アフリカツイン」。共に日本中の善意を見て、支えられ、応援されて、目的達成をサポートしてきました。

それから月日が流れ、本来私の命は東日本大震災の年2011年6月1日の事故で終わっているはずでした。しかしヘリ様に救われて再びこの場所からその続きを行う為に発進します。

東北に行って思う事、「人の運命は判らない」 生かされた命は全力で前進あるのみ。なんとなくではありますが活動の方向も見えてきました。

うまく表現が出来ないですが、時間のパンに善意の具材を山盛りに挟んで齧り付いて食べさせて貰っているような、生かされている感を噛み締めています。
元旦宗谷岬ツーリング2014_宗谷岬の丘の上で日の出を待つ人々の写真 元旦宗谷岬ツーリング2014_吹雪で視程が悪い宗谷岬の写真
テントから外を覗くと初日の出は望めそうに無いので寝袋から出ずに花火だけ見て二度寝する 6:30頃 テントを叩く風の音に気がつくと結構な勢いで吹雪いてきた。収まるまで寝袋に包まって三度寝 9:39頃
元旦宗谷岬ツーリング2014_気持ち良く晴れた宗谷岬の写真
明るくなってすっきりと目が覚める。雪雲が去って静かな宗谷岬に戻っていた。11:34頃
元旦宗谷岬ツーリング2014_うす曇を突き通して太陽の光が注ぐ大韓航空機撃墜慰霊碑の写真
2014年元日宗谷岬の初日の出 元日といっても既に11時39分 大韓航空機撃墜慰霊碑が一直線に天を指している。慰霊碑からテントに向かう延長線上に撃墜現場となった海域がある。
元旦宗谷岬ツーリング2014_宗谷岬平和公園の片隅に張られたテントとバイクの写真
今回25年前のテントTNF-VE23を連れて行った。大切なテントだけど温存しても自分が死ねばただのゴミ。ならばたとえ壊れてもそれまで共に生きるのみ。当時の思い出と共に年を越した。経年劣化が進んでいるもさすがTNFまだ行ける感じ
元旦宗谷岬ツーリング2014_畳まれたテントポールとバイクのハンドルの長さを比較している写真 元旦宗谷岬ツーリング2014_テントを撤収した跡地に寝そべっている写真
昔のテントはポールの仕舞い寸法が超長〜い あと何回ここで年を越せるだろう?
元旦宗谷岬ツーリング2014_バイクに乗っている所を撮った写真の写真 元旦宗谷岬ツーリング2014_酔っ払い軍団に囲まれている所を撮った写真の写真
あと何年こうして元気に駆けていられるだろう? 昨夜はいい感じの酔っ払い軍団に見送られて宗谷岬に向かった
元旦宗谷岬ツーリング2014_窓の外の雪の上に並べられたタラバカニと酒瓶達の写真 元旦宗谷岬ツーリング2014_ウイスキーの空瓶と満タン瓶を並べている写真
この時期限定の窓辺の天然冷凍庫は豪華版だ 一晩で一本空いた。翌日稚内の酒屋ですかさず補給!ハイオク満タン現金で!
元日の新年会はいつもに増して楽しい宴会でした。年を追うごとに酒が美味い、飯が美味い、仲間が嬉しい、感謝!感謝!
地面に寝そべる?
1999年4月14日安平町で撮影した皆笑っている集合写真
1999年4月14日 がんばれ難病患者日本一周激励マラソンのリハーサル中に撮った記念撮影。

まだ雪の残る寒い季節のリハーサル。皆さんの表情が硬い。そこで和ませようと思いつきで路面に寝そべってみた所、笑いが起こって良い表情がもらえました。

しかし後日、公式な記録集に載せる集合写真としては・・・。と、ソフトにクレームがついてこのポーズは却下になりました(笑)
特段の事情
2014年1月1日の年頭の挨拶がこのような姿勢になったのは切迫した止む終えない事情がありました。

明け方まで賑わっていた宗谷岬も昼過ぎになり、誰もいない中でバイクを定位置に止めて三脚をセットしてセルフタイマーで撮影する準備中、

地面に伏せるようにしてデジカメのモニターを見ている状況下で、何処かで見張っていたかのように突然テレビの撮影クルーに囲まれてカメラを向けられてしまいました。
実は前夜にも突撃インタビュー形式で突然カメラとマイクを向けられた経緯があり、はっきりと断りの意思表示をしていたにも関わらずしつこく迫ってきたものです。
元旦の宗谷岬ではテレビカメラで撮影しているのは珍しくないのですが、はっきり断っているのにしつこくされたのは初めてです。
その為、速やかにその場を離れる必要からこのような不本意な姿勢での一発撮りになりました。
元旦宗谷岬の写真は年賀状に使う大切な写真でもあるのですが不本意な形になってしまいました。決してふざけている訳ではありません。一年の計として心は真っ直ぐ伸びてバイクと共に前を見据えて発進体制にあります。
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