110)東日本大震災 復興ボランティア活動 その9-1 |
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東北に向けて出発する朝 |
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津波注意報発令中 |
今回もボランティア活動初参加の人を連れて行く活動ガイド旅になりました。八戸港フェリーターミナルに上陸してコンビニカフェで朝食タイム中に大きな揺れに遭遇しました。WiFiでネットを見ていたので岩手県沿岸に津波注意報の発令を知り即避難開始。
車に乗ってラジオを聞くと各地の震度と津波到達予想時刻が放送されていて、速やかな避難を呼びかけ続けています。
揺れの感じから特段騒ぐ程では無いと思いながらも、とりあえず海から離れる方向に車を走らせる、今回は自分以外に二名の安全を預かっている。
携帯のメールがしきりに鳴っている。察しはつくも運転中なので放っておくもしつこい、返信しない事でさらに騒いでいる可能性があるので、仕方なく車を止めて確認すると「津波注意報が出ているけどだいじょうぶか」というもの
震源地、震源の深さ、地震の規模、周囲の震度、地震による被害、道路の通行規制等のこちらが欲しい情報は何も無い。「だいじょうぶか」と聞いているだけ
我々は2011年3月11日の地震の時から連絡がとれなくなった家族を心配している方々の暮らす仮設住宅で活動するために来ている。
放置、意地悪な考えだけど少し心配してもらおう。その心は後でゆっくり話して聞かせればいい。
道路の電光掲示板に津波注意報発令の文字、午後にもう一回大きな地震があった。その時は宮古市田老の道の駅でトイレ休憩していた。突然車がロール方向に一気に激しく揺れ始めた。それはまるで大人4人がかりでいたずらしているような揺れ方だった。
だれか知り合いに見つかっていたずらされたのか?後ろを振り返るも誰もいない、隣に停まっているトラックも激しく揺れている。
震度5の揺れを始めて経験した。ラジオで津波の恐れがない事を確認して出発した。高い位置から海が見えている場所では安心して車を走らせられる。しかし海が見えない場所では不安がよぎる。もう安全である事が判っていても、不気味な不安が脳裏をよぎる。
巨大な防潮堤を作って海が見えなくなる事への不安を言っていた方の話を思い出しました。 |
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津波の恐れがある場合、海が見える高い場所にいるのが一番安心できる |
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街が全て津波に飲み込まれて壊滅した。津波が引いた後には民宿の上に観光船が乗っていたという事実。それは想像出来ないし実感も出来ない、しかし、建物を良く観察すると双胴船の其々のキールが屋根に食い込んでいた部分がはっきりと判る。
実感として、感覚として、津波の巨大な破壊力を感じとれる震災遺構を残す動きが被災地の各地で見られます。しかしそれは、建設、維持、管理、多くの費用がかかる事。理想と現実の狭間で被災地は揺れているよう感じます。 |
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大槌町「和野っこハウス」のニジ |
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大槌町の「ひょっこりひょうたん島」とコラボしたニジ |
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「ひょうたん島」のオブジェとコラボするサイズのチビニジを作って島の作者に託してきました。完成イメージはこんな感じかな? |
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