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| ロードヒーティング 羽幌市街 |
大晦日はまずまずの天気、気温が上がる前に都市部を抜け海岸線へ、オロロンラインの天候は薄曇り所々雪雲降雪、留萌から羽幌にかけては「これぞ雪道!」の快走装路、海を見下ろす風車群、水平線に向かう道は夢に出そうな冬風景、雪煙を噴射して駆け抜ける最高の走り納めになった。
留萌市街を抜けた所で遅い車を先頭に4〜5台の車列に追いついた。皆しばらく我慢の走りをして長いチャンスがやってきた。皆一斉に動き出す 最後尾から様子を見つつ一気に加速 下地は綺麗な圧雪路面 雪は深いも中央部分のグリップも良好だ 順番にクリアする 新たな先頭はなかなかの走りをしている 積りたての新雪に重力は無く ミラーに映る雪煙はロケット噴射の勢いだ |
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電気が止まればロードヒーティングも止まる。もし冬にブラックアウトが起きていたら「スリップ事故続発からの復旧困難な通行止め」という厳しい事態になるだろう。そうなると怪我人を運ぶ救急車も火を消す消防車も通れない。
「ロードヒーティング」の停止は、それが分かった瞬間にはどうにもできない怖い罠になる。他にも「ポンプで水をくみ上げているアンダーパス」や「遮断機の下りる踏切」等 電気が止まると困る場所を平時のうちに思い出して避難経路をシミュレーションしてみる。
ゆっくり考えて頭の中で避難訓練しておく事が災害の備えになる。 |
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| 役目を終えて休んでいる案内看板 |
| ボラセンスタッフにも疲労の色が見えて隠れしていた。皆が頑張ってる中で自分だけ休めないという心理が働くらしい、でも度を過ぎると倒れてしまう。被災した方に「頑張ってください」と声をかけて良いものか?良くないものか? |
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| ボラ活でお土産をいただいた |
大人のトマトカレー ・・・「大人の」 ・・・「大人の」味 ・・・「辛い」 本気のスパイシーカレー トマトの強い酸味と強い辛さがマッチしたおいしいカレーだった。しかし子供は食べられない、辛いの苦手な人も食べられない。
避難所では様々な人が避難生活をしている。子供からお年寄りまで皆が食べられるものでなければ食事としては出す事が出来ない。また、数量が「全員分」用意出来なければ避難所の食糧支援物資としては使えないらしい、避難所で支援物資を配る際は皆が平等にという事を徹底しないとトラブルになる事もあるらしい。
「大人のカレー」 結局被災者の口に入る事無く倉庫に積んであったものがボランティアのお土産になったものか?
避難所で供される「小学校の給食」のような刺激の無い食事ばかりに内心うんざりしていた「大人」達が「大人のカレー」の辛さを喜んだという事は無かっただろうか?
自宅避難をしている人が持ち帰り、一食分のカレーに具材を加えて増やし二人で食べたらちょうど良い辛さになったという事は無かっただろうか?
おいしいカレーをいただいて益々ボラ活に力が入った人もいるはずだ。困ってる人に向けた善意は生かされた。 |
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| 皆で餅つきをして仮設住宅に配られた |
年末 ボランティアを含め皆で餅つきをしました。ついたお餅は仮設住宅に配られる。
懇親の場で被災した方にお話を伺いました。若い頃は仕事で全国を回ったと、しかし地方の食べ物、名物などは食べていない、国道端の安食堂で済ませて寝る間も惜しんで働いた。妻子を養い家を建てた。晩年その家が壊れて仮設住まいをしている。先の見通しはたっていない。仮設住宅で年を越すもありがたいと仰る。
皆で突いた餅はパックにして仮設に配る。「ボランティアさんは小袋を一つお持ち下さい」と、主催者の挨拶の後、皆が動き出す。ふと下を見るとパックを一つ袋に入れてこっそり手渡してくれた。
「いいからいいから」その手から受け取って帰りしたくを始めた。たくさんお餅がはいった袋は重みがあった。少し間をあけてから間違ったふりをして返しにいってしまった。後で仮設に配る際に足りなくなったら困ると思ってそうした。しかしそれはわたしてくださった方の気持ちを返しに行ってしまったようにも思えた。一パックくらい受け取っても良かったのではないか?
そんな小さな痛みがしばらく心に残っていた。 |
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