79)元旦宗谷岬ツーリング2009(その三)
 
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雨の元旦
 

 2009年元旦はプラス気温の強風雨になりました。

 今からちょうど10年前の1999年夏に宗谷岬を基点に難病対策の拡充を訴えて「がんばれ難病患者日本一周激励マラソン」がスタートしました。今回は当時のスタートを彷彿させる風雨の宗谷岬です。

 当時マラソンの出発式は、夏真っ盛りの7月末なのに一桁気温の強風雨に震え上がっての寒い出発式になりました。予定とおり横田耕一稚内市長のご挨拶をいただいて始まったプログラムは、風雨に押される形で進行が早まり、スタート予定時刻前に式典は終わってしまいました。・・・そして参列している患者さんや家族の方々が、ただ風雨に耐えてスタート時刻を待つ状態になりました。

 ・・・「風雨の中で待たせるのは忍びない」という場の空気で事務局長の判断で少し早目にスタートしました。それによって風雨を避けてスタート時刻ぎりぎりまで車の中で待機していた人達を残して出発する事になりました。その中に、スタートを取材する予定のNHKの取材班もありました。全国放送される予定の出発式の映像が撮れてないという事態になりました。

 天候は人の都合では動きません。状況に合わせて臨機応変するの仕方の無い事です。そんな事があってNHKの全国放送は立ち消えに(笑)・・・代わりに各県民放各社が取り上げてくれました。マラソン10年目の裏話です。

 年末の札幌で小さなドミニカ料理のお店を貸しきって、当時の事務局長の主催するNPOの忘年会がありました。その中で難病対策の研究予算の大幅増額という明るい話題を肴においしいお酒を飲みました。そこに集った方々は各方面で活躍されている方々ですがそれぞれに、自分の出来る事を少しずつしているだけです。と、きわめて謙虚な挨拶をされていました。

 それぞれが出来る事を少しづつ、とは、簡単そうで難しい?難しそうで簡単な?・・・自分が出来る事は何だろう?・・・まずは、目の前の美味そうなドミニカ料理の骨付きロースト肉を皆に切り分ける事でした。(笑)
 

2009年元旦の宗谷岬の写真
1)
 プラス一桁気温の横殴りの雨が降りしきる、2009年元旦の宗谷岬より、皆さんの御多幸を祈ります。 こうして好きなバイクで駆けていられる事はこのうえない喜びです。感謝しています。いつも応援しています。

 御蔭さまで毎度毎度この地に立つ程に気持ちを新たに走り出すことが出来ます。「がんばれ難病患者日本一周激励マラソン」から10年の歳月が流れ、当時の記憶も思い出になりつつある現在ですが、当時も現在も、患者さん支える家族の方々の苦労は変わりなく続いている中で、自分に出来る事は何だろう?改めて考える走り出しになりました。

雨ですっかり雪が解けてしまったコンビニ駐車場の写真
2)
 宗谷岬に近いセイコマ(セイコーマート)で買出ししてカップ麺を食べました。春夏秋冬いつでも何処でもお湯を注げば食べられるカップ麺はすばらしい発明だと思います。特に寒い季節に山の上で食べるカップ麺は換え難い美味さがあります。

 特に災害時や非常時に至ってはこれに代わるものは無いのでは?と思わせる食料です。昨年中国で発生した四川大地震の時にも真っ先に救援物資として送られたのがカップヌードルです。折りしも小麦価格の上昇で製品の値上げを余儀なくされるなど経営厳しい時期にもかかわらず迅速な対応はニュースで見ていて拍手ものでした。好きですカップヌードル。

まったく雪が無く雨に濡れている何処までも一直線の国道の写真
3)
 国道238号線稚内空港のあたりです。プラス気温で雪が無く雨で濡れています。 今夜は稚内のバイク仲間のお宅で新年会です。
 

寒風の中で湯気が上がっている五右衛門風呂の写真
4)
 これはバイク仲間のお宅にある、なまこを茹でる釜を再利用した五右衛門風呂です。寒風吹きすさむ中、薪の火で暖められたお湯は温かく、ありがたい気持ちになります。

 かつて北海道の開拓当時の人達も同じように五右衛門風呂で厳しい冬に冷えた身体を温めたのだろうな〜と思いを馳せながら、お湯に浸かりつつビールを飲む幸せです。

宴会小屋で盛り上がっているバイク仲間の新年会の写真
5)
バイク仲間の新年会です。
 

旨そうな剥き牡蠣の写真
6)
 釧路のバイク仲間が産地から直接運んできてくれた仙鳳趾(せんぽうし)の牡蠣です。レモンを絞ってツルッといただきます。口の中で躍らせて目を閉じて一噛みすると澄んだ潮風が吹き抜けます。連れの日本酒が見る見る減っていきます。

 美しいクチバシを持つ海鳥のエトピリカが飛び交う、厚岸湾の切り立った岸壁に吹き抜ける、さわやかな潮風のようなフレーバーが、・・・等など・・・妄想を膨らませて美味い旨いと騒いでいると・・・

旨そうな牡蠣フライの写真
7)おまけ付き

 牡蠣を差し入れてくれた本人が、とどめを刺すべく刺客を送り込んできました。 皆が食べて飲んで盛り上がっている時に、1人台所に立って生で食べておいしい牡蠣に一手間かけてカキフライにしてくれました。

 レア、ミディアム、レアー的なサックリジューシーな仕上がりを見せる会心のカキフライです。一口でやられてしまいました(笑) これは子供の頃からカキフライが嫌いで食べられないと豪語していたバイク仲間も、一口でやられて、虜にされていました。
 

全く雪が無く乾燥路面の国道の写真
8)
 翌朝稚内から美深のコテージに移動します。これは国道238号線稚内空港のあたりです。三日続けて通っていますが、気温は高いままです。でも雨が無い分良しといったところです。
 

陸揚げされて休んでいる漁船と並んで写真に納まっているバイクの写真
9)
 国道上には全く雪がありませんが、除雪のされていないわき道にそれるとそれなりに雪があります。
 

閑散とした冬の宗谷岬の写真
10)
 1月2日の宗谷岬公園です。人の姿は無く閑散としています。

 バス停で本州からの自転車旅行者が1人でバスを待っていました。彼は年末女満別空港に降り立った翌日から低気圧にやられてしまい、自転車での行軍は諦めてバスを乗り継いで旅を続けていました。 オホーツク海岸でひどい吹雪にやられて泣きが入った話を身振り手振り話してくれました。

 今まで他の旅人に話しても解ってもらえなくて拍子抜けしていたそうです。 まあ解ってもらえなくて当たり前です。身の危険を感じる程の吹雪を経験するチャンスはなかなかありません。次はもっと装備を充実させてチャレンジするそうです。

 *12月27日の天気図を見るとその厳しさが解ります。
 

あたたかいもずく蕎麦の写真
11)
 宗谷岬公園にある食堂のメニュー、宗谷地方のもずくをふんだんに使ったもずく蕎麦です。宗谷岬の味がします。
 

道路脇に帯状に雪が残る海岸線の写真
12)
 国道238号線オホーツク海岸、浜鬼志別(はまおにしべつ)のあたりです。路面には雪が無く、路肩にも雪が少なく、融けてしまったようです。
 

雪に埋もれているエサヌカ線入り口の写真
13)
 雪が少ないので、チャンスかもしれないと、浜猿払(はまさるふつ)から国道を逸れて海岸の裏道に行こうとしましたが、入り口でアウトでした。
 

30パーセント位シャーベット状の雪が覆っている路面の写真
14)
 浜頓別町(はまとんべつ)のメインストリートです。路面はシャーベット状の雪が覆っています。周囲の路地は緩んだ圧雪路です。
 

コンビニ駐車場に出現した大きな水溜まりの写真
15)
 浜頓別町市街のコンビニの駐車場には、春に出現するような大きな水溜りが出来ていました。
 

雪に覆われて真っ白になった道路標識の写真
16)
 浜頓別町市外から国道275号線を数キロ内陸に入った地点です。横殴りに吹き付ける吹雪によって、交通標識が雪で覆われて団子三兄弟のようになっています。
 

高い場所に設置された道路案内看板にも雪が吹き付けて覆っている写真
17)
 浜頓別町から国道275号線を20分程内陸に走った中頓別町市街です。とても雪が多く除雪された雪山が屋根に届く程になっています。

 地面より高い位置にある道路案内看板にも雪が吹き付けられて表示が隠れている事から強風を伴う降雪があった事がわかります。
 

道路標識の上に雪がこんもり積もっている写真
18)
 中頓別よりさらに20分程走った小頓別市街です。ここも雪が多く道路脇には除雪された雪山が連なっています。

 ここで注目すべきは、標識の上に雪が山ほど積もっている点です。それは風が無い状態で静かに雪が降り積もった事を示しています。

 僅かな場所の違いで気象状態が大きく違う事があるというのが冬の北海道の特徴です。
 

森を抜ける快適な圧雪路の写真
19)
 国道275号線の小頓別と上音威子府間にある天北峠です。広葉樹と針葉樹が混ざった森です。気温はマイナス1度、小雪が舞う快適な圧雪路が続いています。

オホーツク海岸から内陸に向かって、
 
頓別・浜頓別・下頓別・中頓別・上頓別・小頓別・
天北峠を挟んで
上音威子府・音威子府(おといねっぷ)と続きます。
旧国鉄時代に廃止された音威子府と稚内を結ぶ「天北線」の沿線です。
 

音威富士スキー場のペアリフト直下の写真
20)
 音威子府村の音威富士スキー場です。雪質が良く、なかなかの非圧雪コースを持ったスキー場でした。ライダーハウスえさしYOU全盛時代には正月2日は皆でここでスキーをするのが恒例でした。

 枝幸からスキー場までツーリングして、そのままバイクに乗る格好のままでスキーをするような、明らかに一般スキーヤーとは異質な集団でした。プロテクターを着けたり、ヘルメットを被っている連中が奇声を上げながら雪山に突っ込み転げまわる光景が展開しました。

 「ライダーハウスえさし湯御一行様〜集合時間になりました〜」と場内放送が掛かるまで雪にまみれてスキーを楽しんでいました。形にとらわれずに皆でスキーを楽しむ面白さを教えてもらったスキー場です。
 

音威富士スキー場の上部コースはたくさんの思い出ともに深雪に埋もれてしまいました
 

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