132)元旦宗谷岬ツーリング2024
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4年ぶりに再開した宗谷岬の年越しツーリングの様子です
2023年12月30日〜2024年1月2日
5類移行
昭和の時代から続いていた宗谷岬の年越しツーリングですが「シンガタコロナウイルス」の世界的パンデミックにより2021年/2022年/2023年と三年連続で中止の決定をしました。それから一年、

5月に新型コロナウイルス感染症の位置づけが「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による危険度分類が3ランク下がり、通常のインフルエンザ相当の5類扱いになりました。

これにより新型コロナ陽性者及び濃厚接触者の外出自粛は求められなくなり、感染対策は国民の主体的な判断に委ねられるようになりました。

まだ新型コロナが終息した訳ではありませんが、日本が経済を回す方向に明確にシフトしたということで、その一票として宿は豪華な夕食プランを選び、コロナとインフルのワクチン打って、アフリカツインにスパイク履かせてバイクに乗って年を越す。「元旦宗谷岬ツーリング2024」4年ぶりに通常実施
元旦宗谷岬ツーリング2024_圧雪アイスバーンの高速道路を疾走するバイクのライダー目線の写真
4年ぶり バイクで雪氷を駆ける幸せ
元旦宗谷岬ツーリング2024_R40圧雪凍結路面の美深大橋を渡っているバイクのライダー目線の写真
美深大橋
mp4ビデオ 30秒 5MB
https://shingo.ne.jp/02kojinnteki/24soya/
2023_1230_1_30s_5mb_480p9.mp4
元旦宗谷岬ツーリング2024_テレビとうさん風電飾オブジェがお出迎えしてくれる美深温泉玄関の写真
びふか温泉に4年ぶり投宿
テレビとうさん風の電飾がかわいいお出迎え
元旦宗谷岬ツーリング2024_びふか温泉ちょうざめ満喫プランのデザートの写真
元旦宗谷岬ツーリング2024_びふか温泉ちょうざめのマスコットキャラクターの写真 「ちょうざめ満喫プラン」
やさしさを感じる丁寧なおもてなしをいただいた
元旦宗谷岬ツーリング2024_熊本城復興応援ラベルの玉露入りお茶の写真 宿の自販機に熊本城復旧応援ラベルのお茶をみつける。茶葉は熊本県産の玉露を使い、売り上げの一部を熊本城災害復旧に役立てられるという

たとえ少額であっても、熊本から遠い北海道の宿で復旧応援の気持ちに出会えた事がたまらなくうれしい。

 4年前はそこそこ賑わっていた宿が、日帰り温泉客ばかりで泊り客が数組数人しかいない事が気になった。

観光地ではインバウンド(外国人観光客)急回復で活況のニュースが流れていても国内旅行的には回復はまだ先か?それとも他に理由があるのかな?
元旦宗谷岬ツーリング2024_びふか温泉玄関で宿泊客を出迎える夫婦鹿の写真
チョウザメ展示水槽の横、いつもの場所にエゾシカがいなくなっていた。「シカがかわいそうなので乗らないで下さい」と、プラカードを首から下げたエゾシカペアの剥製、どこに行ったのか?

出発前宿の人に聞いてみた。シカは山に帰ったんですか?ほんとうにそういう言葉で聞いた。それはもし廃棄になっていたら答えにくいだろうから、子供が乱暴に乗って足が折れて破損して修理出来ずに廃棄処分になったとか?

展示場所を変えたとの事、どうも座っているメス鹿に小さい子供が跨ってしまうらしい。それで子供にわかりやすい言葉で乗らないでねと書いていた。角をハンドル代わりにオス鹿に跨る子供がいた訳ではないらしい。

会いに行ってみると新しい居場所も明るく良さそうだ、頭をなでなでして良かったな〜 夫婦鹿無事な姿に安堵した。
元旦宗谷岬ツーリング2024_先を急ぐ救急車の写真 元旦宗谷岬ツーリング2024_先を急ぐ救急車を先導するパトカーの写真
mp4ビデオ 15秒 10MB
https://shingo.ne.jp/02kojinnteki/24soya/
2023_1231_15s_10mb_480p10.mp4
二日目大晦日 美深温泉を出発して間もなく咲来のあたりでパトカーに先導された歌登分署の救急車とすれ違った、搬送先は名寄か旭川か?かなりの距離になる。病院まで何分かかるのか?

令和4年公布の総務省の資料によると、全国平均では119番通報から約9分で救急車が現場に到着し、通報から約40分で医師に引き継がれるという。

しかしここでそのタイムは望めない。

医療体制が脆弱な地方で事故に遭うと搬送時間がリスクになる。交通外傷に限らず脳疾患や心疾患でもタイムアウトの恐れがある。

そこにコロナ対応を強いられて、厳しい状況であったことか想像に難くない。過去に多大な医療負荷を掛けてしまい、ケアする側のご苦労を受けてきた身としては現場を思い返し頑張ってほしいと願うのみだった。

コロナで医療逼迫が続いていた3年間はテレビの前で年を越していた。勢いで朝まで討論番組を見て、ヘリ中継の富士山山頂の初日の出を拝んでいた。やってみるとそれはそれで良い年越しでした。
元旦宗谷岬ツーリング2024_吹雪の中で前走車を追従しているバイクのライダー目線の写真
早い車に追従する
mp4ビデオ 60秒 10MB
https://shingo.ne.jp/02kojinnteki/24soya/
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地元の車は飛ばせる所は飛ばして、抑える所はしっかり抑えて走る。特に雪で見通しが悪い時など早い先導車はありがたい。
元旦宗谷岬ツーリング2024_宗谷岬の丘の上に建つ旧海軍望楼の写真
コロナ渦4年の間に大規模な軍事侵攻が始まっていた
元旦宗谷岬ツーリング2024_劇込みの宗谷岬駐車場の写真
国境の先で真岡郵便局の悲劇の背景が繰り返されていた
元旦宗谷岬ツーリング2024_旧海軍望楼から見た日米両軍の戦没者慰霊碑の写真
この地で戦った米国とは、お互いを許し合い未来へ向けた不戦の誓いを立てている。しかしソ連は崩壊し消滅してもバルチック艦隊の亡霊が彷徨っていた
元旦宗谷岬ツーリング2024_大韓航空機撃墜事件の慰霊碑と春を待つアルメリアの写真
折鶴は泣いている
元旦宗谷岬ツーリング2024_宗谷岬最北端の記念碑の前で記念撮影しているアフリカツイン750の写真
海峡の先を思うと少し暗い気分になっていた。
日本が行った巨額の投資もどうなることか
寿司詰め
元旦宗谷岬ツーリング2024_雪を掘ったスペースに停められたアフリカツイン750の写真 宗谷岬に到着した14時前の時点で既に駐車スペースは無く、車が溢れ歩道上やトイレ出入り口まで塞がれている。
 寿司桶の端をスコップで削って一貫詰め込んだ。聞けば2日前から場所取り合戦してるらしい。
 丘に上がって望楼と折鶴の泣き顔を見て暗い気分になっていた。今回は丘の上に陣取って望楼と共にバルチック艦隊の亡霊を見張る年越しは諦めた。混んでわやな所に刺さり込んでもあずましくない
元旦宗谷岬ツーリング2024_薪ストーブで炊かれた温かい鮭汁の写真
いつもお世話になっているバイク仲間のお宅で温かな年越しに混ぜてもらった
元日の夕方4時、能登半島に大地震が襲った
震度7、大津波警報発令、テレビが逃げろと叫んでいる
熊本益城西原村岩手野田村宮古山田大槌
被災地の光景が走馬灯のように脳裏を巡る
倒壊した家屋の下で助けを待つ人がどれほどになるか
仲間の楽しい団らんに身を置いているのに上の空だった
元旦宗谷岬ツーリング2024_防風林に守られた雪道を疾走しているバイクのライダー目線の写真
2024年はどんな年になるのか
元旦宗谷岬ツーリング2024_コロナ感染対策としてマスクをしているように見える程吹雪にやられているアフリカツイン750の写真
もう外でマスクはしなくていいのだよ
震災後のニュースで
2024年1月1日16時6分6秒、元日夕方の一家団欒に震度5強の地震が襲った。父親は状況確認の為、一人で外に出た。その4分後16時10分22秒、さらに大きい震度7の大地震が襲った。父親の目前で裏山が崩れ土石流が家屋を押し潰し、家族全員の命を飲み込んでしまった。

テレビカメラの前で声を詰まらせ溢れる涙をタオルで拭いながらも気丈に状況説明をしている。見るに耐えないニュース映像が全国に放映された。

泣いている所を全国放送してもらいたい人などいるはずがない。それは同じく家族を失ってしまった人へのメッセージ、「決して後を追ってはならない」父親は警察官、懸命に職務を全うする姿でした。

東日本大震災の被災地で「後を追ってしまった人」の話を聞いた事があります。それは落ち着いたころ突然に起こり、事前に兆候などもわからなかったといいいます。

 ようやくコロナに一区切りついて、日常を取り戻す希望に満ちた年明けのはずが、元日から大地震とはなんという年明けか、被災地のニュース映像を見て暗澹たる気持ちになっていました。

それでもバイクに乗ってエンジン掛けてクラッチ繋いで前に向かって発進します。
おかげさまで4年ぶりに
バイクに乗って年を越す事ができました
感謝
 
現在地点===「燃焼室」趣味の部屋
132)元旦宗谷岬ツーリング2024

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