43)元旦宗谷岬ツーリング2005
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毎年行っている宗谷岬の年越しツーリングの様子です。
2004/12/31〜2005/1/4
 今年は天候を読んでスロースタートしたつもりが、途中のコンビニでのんびり休憩したために、年内到着が出来ませんでした。ウサギと亀状態かも(笑) 
路肩に停めたバイクからとった凍結した橋の写真図
1)

 写真は国道40号線手塩川に掛かる橋です。手塩川から発生した川霧が橋梁のナトリウムランプにオレンジ色に照らされています。
 
 見た目は奇麗ですが、川霧の中を通過するとシールドに水分が氷結していきなり視界が遮られるので注意が必要です。
猛吹雪にさらされて霞むバイクの写真
2)

 通行止めの解除を待って札幌を出発し、高速に乗るも速度規制の行列にはまり旭川までのんびり進む、気温はマイナス8度でも滝川辺りまで融雪剤で解けて濡れたアスファルト路面、

 旭川付近で規制解除、遅れを挽回する、急速に気温が下がり比布辺りでマイナス16度、士別で高速降りR40を北上、名寄で給油、給食、美深辺りから雪、音威子府から先は吹雪、サロベツで猛吹雪、稚内に入り強風時々吹雪、宗谷岬に到着したのは微妙に年明け後でした。
宗谷岬公園駐車場にずらりと並ぶバイクの写真
3)

 路面状態は旭川以北しっかりした圧雪路面で順調に距離を稼いだのですが、マイナス16度という気温が速度の低下を招きました。(速度を上げると顔が凍傷になる) 例年通り宗谷岬には多数のバイクが集まっています。
白いオブジェと化した雪に埋もれるバイクの写真
4)

 この冬は宗谷岬も雪が多く、早く到着したバイクはこのように雪のオブジェになっています。このように雪のオブジェと化した物体が駐車場に置いてあると、吹雪の中大きなワゴン車等がバックする際に見えずにぶつけられる危険が高まります。

 自分で車運転してても特に吹雪の時は、バックミラーも雪で見え無くなるし、窓は凍って見えずらいし、窓開けるのも辛いし、で・・・後方確認がおろそかになりがちです。そんなわけで、この駐車場の中にテントを張って寝るのは怖いですね、
まだ眠る2005年元旦の宗谷岬公園に咲いた大輪の青い火花
5)

 いつもの打ち上げ花火とは別に、町の有志が花火大会を実施してくれました。 また、宗谷岬駐車場に仮設プレハブを置いて、ライダー達に集う場所を提供してくれています。
薄明るい空に重なり合って咲く淡い火花
6)

 毎年恒例の「初日の出インてっぺん」という稚内市主催の初日の出イベントです。日の出に合わせて打ち上げられるいつもの花火です。このあとよさこい踊りが披露されました。干支のキーホルダーを貰う為に碑の前のトラックに向かって既に長蛇の行列が出来ています。
駐車場にテントを張って寝るライダーの写真
7)

ここに集まるバイク乗りはそれぞれに智恵を絞って冬の北海道に挑んでいます。
蕎麦屋の出前のように父親の手の上でバランスを取る子の写真
8)

昔からのバイク仲間とその作品です。(笑)

 本州から北海道を目指してバイクでやってきて、旅を続ける内に「えさしYOU」で引っかかって、ついには北海道に根を下ろしていった仲間が沢山います。そんな、人生を左右するような旅になるのが「バイク旅」
日本最北端での記念撮影写真
9)

 元旦の宗谷岬より皆さんの御多幸を祈ります。

 毎年毎年、元日に何故この場所にくるのか?学生の頃自転車に乗って初めてここに到達したのが1984年、札幌から4泊5日の旅でした。その後1988年から「えさしYOU」がらみでバイクで元旦の宗谷岬を訪れるようになり現在に至ります。1995年に大きな事故に遭い身体の復活まで4年間は四輪車で来ていました。
除雪作業中の除雪車とすれ違う瞬間の写真
10)

 事故に遭い手術を繰り返してはリハビリに励む日々を送っていた頃、バイクに乗れず、必然から初めて自動車を持つ事になりました。

 元旦の宗谷岬にも自動車で行くようになりました。フルフラットシートをベッドにして、暖房完備で猛吹雪きも関係ありません。丁度車で行く事になった年の大晦日から元旦にかけて猛吹雪になりましたが、車の中で手打ち蕎麦茹でて、蕎麦湯で酒を飲みつつ外の吹雪を傍観してました。それはいつもの日の出イベントは中止!になるほどの猛吹雪でした。
雪に閉ざされた浜頓別のクッチャロ湖湖畔道路の写真
11)

 その年は車の快適さをかみ締める元旦宗谷になりました。自分の車で旅に出るのは大好きです。冷暖房完備、雨風構わず、遊び道具満載して、音楽聴きながら、何処でも安全快適に寝られる、なんと快適な事でしょう。
 では何故バイクに乗るのか?冬は良く聞かれる質問です。それは、「バイクに乗るのが好き」・・・以上 「好き」に理由もへちまもありません。
夕焼け空の一点を凝視する白鳥達の写真
12)

 「元旦宗谷岬ツーリング」は、より困難な状況を克服していく所に面白みがあります。「バイクにキャンプ道具とスキー道具を積み込んで宗谷岬で年を越す」という基本コンセプトは当から変わっていません。そのなかで、よりシンプルで早い道具と方法を工夫して、余裕のある楽しいツーリングを目指します。

 この白鳥達は一日に数百キロを飛べる翼を持っています。今のバイクは疲れ知らずで数百キロを移動できる、無限の翼アタッチメントのようなものです。
リフト乗車中に撮影したリフト支柱をバックに写したしたファットスキーの写真
13)

 今回使用したスキーは今までバイクで装備した中で最大の太さを持つ「ファットスキー」深雪専用のスキー板です。太い板を背負うと横風の影響を受けやすくなり、まるで垂直尾翼を装備したような状態になり、風に対する相対速度と翼の角度からくる横方向のベクトルを釣り合わせてコントロールするのがおもしろいのですが、今回サロベツあたりの強風下で200cmのファットスキーをコントロールするのは非常に面白かったです(笑) 仲間と行った名寄ピヤシリスキー場は天候の割に膝下程の深雪を楽しむ事ができました。
ログハウスでの宴会の後に寝に入る仲間達の写真
14)

 美深温泉のログハウスで宴会をしました。 とっ散らかってますが、内容は仲間の漁業関係者の持ち寄る「毛蟹」や「牡蠣」や「鮭児」など海の幸満載の豪華版です。

 翌日仕事の為未明より一人行動開始します。今回は問題なくエンジン始動でしたが、路面が前日緩んだ為、崩れかけた不安定で危険な路面になり、神経をすり減らしてのライディングとなりました。 美深温泉を出て直ぐに路肩に転落している乗用車に遭遇しました。運転者は無事なようで、路肩で談笑していましたが、バイクでそうなったらタダでは済みません!
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43)元旦宗谷岬ツーリング2005

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