2020年元旦の宗谷岬 |
あけましておめでとうございました。お陰様で元気にバイクで駆けています。
ところがこの後、まさかの映画の世界が現実になり、ひたすら家に籠り、窓辺に訪れるヤマガラに思いを馳せる日々を過ごす事になりました。 |
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シンガタコロナウイルス |
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以下 日本経済新聞電子版よりてんき
日経からのてんきを見ると
年末に向けて雲ゆきが怪しいので
元旦宗谷岬ツーリング2021は中止の決定をします |
明けない夜は無い 止まない吹雪も無い |
少し様子を見て空が明るくなった頃
新型元旦宗谷岬ツーリング2021を決行予定! |
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2020〜2021〜2022〜2023〜2024 月日は流れ
工事再開 |
COVID-19
世界保険機構 緊急事態宣言(2020/1/30〜2023/5/5) |
2019年末頃、隣国の市場で始まったとされる新型肺炎、それが全世界に拡散、パンデミックが起こり、100万人単位の死者が出る大惨事になりました。
2020年2月、日本中の不安が見つめる中、コロナ患者を乗せたイギリス船籍の巨大クルーズ船が横浜港に接岸しました。港に救急車の放列ができて、厳重に隔離シートで覆われたゲートより船内に入る防護服に身を包んだ一団、その異様な光景に底知れぬ怖さを感じました。
2020年3月、国民的お笑いタレントの志村けんさんがコロナ感染、発症数日で重症化、人工肺ECMO(エクモ)装着、そのまま帰らぬ人になりました。日本が泣いて他人事ではなく自分もコロナにやられるかもしれないと危機感を持ちました。
毎日定時に全国の感染者数の集計発表があり、日々刻々と感染者も死者も増え続け、厳しい水際対策も意味が薄れ、外出制限からテレビやネットの視聴時間が増大、情報番組それぞれ言うことが違い、何を見ているかで社会を分断する議論が巻き起こり、身体も心もソーシャルディスタンス、恐怖、不満、疑心暗鬼が蓄積し、社会全体が「コロナパニック」とでも表現できそうな状態に向かっていった印象です。
個人の感想として思い浮かぶ事を並べています。
献身的な医療従事者が犠牲になり、顕著な医療疲弊が起こり、病院に患者が溢れ空きベッドが無い、ホテル隔離、自宅療養、救急搬送の受け入れ先が無く救命が間に合わない事実上医療崩壊、通常医療が受けられず助かる命も手遅れに、海外では死者数に火葬が追い付かず保冷コンテナトラックに遺体を仮安置する事態、
不要不急の外出禁止、学校閉鎖、卒業式したかったと学童の涙、ステイホーム、リモートワーク、オンライン授業、初見の素顔は卒業写真、居酒屋、カラオケ、映画館、人が集まる場所は軒並み閉鎖、スポーツ、オリンピックは無観客、これは別の意味でも酷かった。市場からマスクが消え、買占め転売横行、厳しい移動制限から他県ナンバー嫌がらせ、陽性者の意図的拡散、マスク警察、濃厚接触者犯人捜し、都道府県対抗感染者グラフ評価合戦、・・・等々
当初ワクチンが出来るまで治験を早めても数年はかかると思っていたので、コロナ収束までの道程は長く厳しいものになると暗い予測をしていました。
そこに新技術カリコ博士のメッセンジャーRNAワクチン登場、流れが変わり国際争奪戦勃発、我先に何人分確保、地球規模の貧富の差、命の差が露呈、ファイザー?モデルナ?製造メーカー選り好み、コンセント抜けて融けちゃった、接種券が届かない、「デルタ株」「オミクロン」「B.1.1.529」「BA.2.86」「KP.2.3」「XBB.1.16」「EG.5」なんだかわからない変異株との競争が始まり、第3波4波5波今何波?、今度何回目?忘れる程にブースター接種を打ち続ける日々に、
そんな暗い話題をまとめて場外にかっ飛ばす、大谷翔平選手の活躍だけが希望の太陽でした。「元旦宗谷2020」は顛末含み工事中として再開のタイミングを待っていました。 |
元日夕刻の一家団欒に震度7 |
そして4年の歳月を経て、満を持して緊急事態宣言が解除され、4年ぶりの通常に戻った年末年始、コロナ明け希望の元旦となるはずの2024年元日夕刻、能登に震度7の大地震発生、移動制限の解けた実家で過ごす一家団欒に土石流が襲い、家族全員の命を奪ってしまいました。
気丈にインタビューにこたえる一人寸前で免れた方の涙が目に焼き付き文章が浮かばない。キーボードを打つ手が止まる。しかし何が出来るでも無い。遠くから見ているだけ、復興の遅さを感じるだけです。 |
傷に塩 |
2024年9月21日から22日にかけて、能登半島に台風崩れの熱帯低気圧と秋雨前線の影響で、線状降水帯がかかり記録的集中豪雨が発生しました。
ゲリラ豪雨が一気に河川を氾濫させ、逃げる間もなく家屋を飲み込み、土砂が家屋を押し潰し、能登地震の復旧工事現場の斜面を崩落させ、多くの命を奪う大災害になりました。大地震の傷跡そのままの場所に大洪水が襲う残酷な事態になりました。
ニュース画像で自宅の前で川を挟んで伴侶と生き別れになってしまった方の言葉が心に刺さりました。自宅内垂直避難を呼びかけた伴侶を二階に載せたまま家は浮かび流され、川の曲がり淵で前のめりに倒れ沈んでいったそうです。
どれほど辛い光景を目の当たりにしてしまったことか、想像すらできません。裏山に逃げていればと、ご自身の呼び掛けに後悔をにじませる悲しみの表情は直視できませんでした。
どうしたらそんな事が起こるのか、悲しすぎてどう解釈していいのかすらわかりません。 |
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過去から未来へ続く道(工事中〜2024) |
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過去から未来へ続く道(工事中〜2024)※続く |